美味しさは美しさ
全国のフレンドの皆様、超こんにちは。
愛とパワーを与える百姓、中川吉右衛門です。
「どういう基準で選別するんですか?」
枝豆を選別しているとき、初めてやる方は、必ず聞いてくる質問です。
僕の伝え方はこうです。
「美しいか美しくないかで選んでください♫」
これがCoreな基準です。
まず、最上級の美しい豆を見せます。
そこから、どこまで自分の中の美的感覚の許容範囲で、オッケーが出せるか?
という判断基準。
こうすると、めちゃくちゃ面白いんですよね。
その人の美的感覚というか、意識、思考、センス、などなど。
すべてそこに現れる。
昨日、仲吉きょこさんが、枝豆3人衆として記事を書いていましたが、まさに、そこに人柄まで全部現れている。
これは面白いです。
その辺の面白さは、農FUTUREのメールマガジンにでも書くことにして、今日は
「美味しさは美しさ」
というのは、様々な農と食を見てきて、やっぱり間違いないなぁと実感したという話です。
枝豆を例に出しましたが、枝豆だけではなく、これは全てに通じますね。
僕の作物。野菜、お米。
その全てに、この美意識が入っています。
僕は大きさには一向にとらわれません。
大きいか小さいかは、全然問題にならない。
極端なのは別ですよ笑
それよりも僕が大切にしているのは、
その野菜、お米、果物が、美しいか美しくないか。
「農薬使ってないので、虫に喰われます。」
「農薬、肥料使ってないので、形が歪です。」
いやいやいやいや…
そんなことないから。
天然自然に限りなく近い環境で栽培された、健全で健康的な作物は、間違いなく美しいです。
そして、その美しいものは、間違いなく美味い。
これはもう、法則ですね。
なので、僕はこの
「美しさ」
を、とてもとてもとてもとてもとてもとでとても!
大切にしています。
それを実感するには、ちょっとイメージしてみてください。
ここは手付かずの大自然が残る、山の中の美しい森の中です。
今あなたはここにいます。
周りは白樺や広葉樹の木々たちがたくさん囲まれ、そこからキラキラと木漏れ日が差し込みます。
たくさんの鳥たちがさえずり、ただただその声に耳をすませば、自分と、この森の境界線なんてなくなっていくような、気持ちのいい、安らかな感覚に陥ります。
少し歩くと、森は開け、目の前には、青より碧い、澄んだ湖。
そのほとりに、ウッドが生えるログハウスが建っています。
その煙突からは、すこしの煙が立ち上っている。
人が暮らしを営んでいるという、安心感と親近感を感じながら、この美しい景色と、どこまでも澄んだ空気を身体中に取り込み、心地よい空腹を愉しんでいるあなた。
そんな湖畔に座って…
さて!
あなたは何を食べますか?
コンビニ弁当食べますか?
ジャンクなファーストフード食べますかますかね。
いやもちろん食べてもいいですよ。
自由ですから。
でも、僕ならそういうものは食べませんね。
むしろ、食べたいとも思わないです。
だって、そんなに美しい景色と場所を目の前に、食べたくなりませんもん!笑
逆に、食べても、普通の場所で食べるコンビニ弁当の100倍ぐらい美味しくなると思います。
これこそが、「美しさ」の魅力。
美味しくないものでも、美しい場所で食べれば、美味しくなりますし、逆も然り。
なので、この「美しい」というのはとても大事なことです。
「美味しさは美しさ」
これは僕の栽培哲学の一つです。
そしてそれを磨いていくのは、毎日、毎日、どんな思考で過ごし、生きていくのか?
という、積み重ねでしかありません。
というわけで、僕の美しい田んぼで、美しく「おむすび」を食べる吉右衛門の画像でも見ながら、いろんなツッコミをお待ちしております♫
チャオ♫
皆様、見た目の美しさは一日にしてならないが、美しい思考は一瞬でなれる!の素敵な1日を!
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