さて、いよいよ行きますか
全国のフレンドの皆様、超おはようございます!
愛とパワーを与える百姓若旦那、中川吉右衛門です。
田んぼが始まりました!
土曜日から、我が家の田んぼに水を入れ始めました。
これを僕は勝手に「入水式」と呼んでいるんです。
僕の中での「田んぼ」って、やっぱり田に水を入れてからが本格始動!
という部分があるんです。
それまでも、もちろん田んぼの仕事ではあるのですが、なんといいましょうか・・・
水が入ってからが、やっぱり「水田」なんですよね。
なので、より一層気が引き締まる思いがします。
周りの農家さんは、すでに田植えも終わっている人もいますが、僕はこれから、代掻き・田植え・除草と、連日田んぼと遊びまくる時期の始まりです。
愉しくなってきましたよ〜〜♫
では、今まで、僕は何をしていたのか?
と言うと、
多いところで4回、少ないところでは2回。
ふた山耕起した田んぼに入って、反転に次ぐ反転をし、とことん!
表土を乾かしていたのです。
周りはすでに水を張っているので、乾かない部分もあるし、水路のすぐ横のまくら地も乾きが悪い状態が多い。
そんな中、様子を見ながら、トラクターが入れるだけ入りました。
これは何のためにやっているかと言いますと、
「乾土効果」を出すためと、草の抑制につながるとのデータと、他の自然栽培農家の経験値からです。
田んぼの土を、湛水前にある一定の水分量以下に乾燥させると、この乾土効果が発現します。
乾いていればいるほど、それは大きくなる。
こうすることで、土壌中の有機体窒素の一部は微生物に容易に分解され、水を入れた状態では、アンモニア態窒素が生成・集積してくるんです。
これは、外から入れられる、いわゆる肥料の窒素成分よりもはるかに、植物にとって吸収利用されるんですね。
田んぼを乾燥させる技術ってのは面白いと思いませんか?
一般の感覚からすれば、
「どうせ水を入れるのに、何か意味あるの?」
って話じゃないですか。
でも、あるんですね。ちゃんと意味が。
目には全く見えない現象ですが、そこにはいろいろな生き物たちのドラマがある。
これが、自然のダイナミックさです。
目にも入らない、目にも見えない小さな極微小な世界が、驚くほどダイナミックな何かをしていて、それが、鎖のように全部キッチリつながっている。
この輪が、一個でも抜けたら、何かごまかしたようになるわけです。
一つ一つが輪っかになって鎖のように繋がって、くっついていなければダメです。
それほど、自然というのは巧妙にできているんですね。
また、もっと面白いのは、これと真逆の栽培技術もあるということ。
まったく逆で、ずっと田んぼに水を入れておくという方法。
これもまた、原理は同じなんです。
微生物の死骸が表面に蓄積して、有機物も水によって変性が起き、他の微生物によって分解されやすくなり・・・・と。
どっちの方法がいいとか悪いではない。
これはその田んぼがある条件や風土によって選択したらいいと思うんです。
今の所、僕はこの「田んぼにも雨季と乾期を与える」
という方法での栽培を極めていこうと思いますが、僕の目指す究極の米作りはもう決まっているんです。
これこそ究極だ!というのが。
なんだと思いますか?
これができたら、最高に愉しい百姓が誕生する。
まさに「NEO 百姓」の誕生です。
それは・・・・
「無施肥・農薬不使用・不耕起・直播」
です!!
僕は絶対に後5年以内に、この栽培で結果を出して見せます。
これが僕の目指す究極の「米つくり」です。
これ、考えるだけで愉しすぎませんか!??
僕は、毎日考えています。
トラクターもいりません。
育苗もいりません。
田植えもいりません。
ハウスもいりません。
資材いりません。
人手もいりません。
米としては、最も自然に近い状態のお米です。
まさに、毎年、毎日、毎秒、挑戦と冒険の始まりでしょ♪
だから、百姓は愉しいんですよ。
そんな百姓にあなたもなって、一緒に世界を変えてみないかぃ?
皆様、上を目指すって、愉しいでしょ♪の最高の1日を!
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