28年!田植え開始に想うこと

【 28年!田植え開始に想うこと 】

全国のフレンドの皆様、超こんにちは!
愛とパワーを与える百姓若旦那、中川吉右衛門です。

ようやく田植え終わったーーーー!!!

という百姓ばっかりの田んぼのど真ん中で、

「いよいよ田植えだーーーー!!!」

と愛を叫ぶ、俺。笑

周りの農家の方にも、会うたびに、

「いづ、植えんなや?」

と、聞かれ、

我が母にも、

「いつから田植えですか?」

と、聞かれ・・・・・

「あぁぁああああ!ヘイヘーイ!まだ植えませんよ♪」

ってね。笑

いや、キレてませんよ♪

あまりにも聞かれるので、またかぁってね笑。

その昔。
といっても、4・50年ほど前は、ここの風土では、6月に田植えが始まるのが当たり前でした。

でも今は、全く価値観が変わって、

「6月に田植えなんてしてられない」

ということで、どこの百姓も、何が何でも「5月中」に田植えを終わらせているのが、現代です。

不思議ですよね〜。

いや、理由は様々あるので、それはわかりますが、特に早く植えたからといって、今はいいことは何もないと僕は思っている。

その昔は、「早場米」と言って、市場に早く出す米は値段が高くなった。

だから、百姓たちは、いくらでも高く米を売りたいので、早く育てる技術と品種改良が進歩し、進化してきたんです。

それと収量を上げる技術ですね。

それに伴い、農機具や機械類も、同じように進化し、効率化とスピードが格段に上がったわけです。

だから、昔は6月入ってから「田植え」というのは、当たり前だったのですが、それが、どんどん早まって、今はそれが当たり前になった。

だから、僕の田んぼとか、やっていることを見るたびに、

「いつから植えるの?」

って、なるのは、めっちゃわかるんです。

しかも、愛で聞いてくれているのがわかるので、腹も立ちません。

さて、ここでイマジンだ!

今の日本の農業を支えてる、メインの年代=60代より上の現役百姓。(日本の農家の63%以上を占めているんですよ!)

要するに、僕の親父たちの年代ですが、この百姓たちはきっと、めちゃくちゃ愉しかったと思うんです。

なぜって?
その年代の百姓が就農した時は、高校を卒業してからか、大学卒でも、ちょうど、この農業改革が始まった、40年ぐらい前です。

まさに、「農業革命前夜」です!

すでに熱くなりませんか?
ゾクゾクしますよね。

そこで、農家として、家業として就農したわけです。

周りは、農家がまだまだたくさんいましたから、仲間はたくさんいます。

その仲間とともに、農業をやる。

そして、やることが明確ですよね。

収量を上げていく技術を磨くこと。
何ぼでも早く収穫して出荷すること。
全部を一等米で出荷すること。

これにひたすら向かい、自分で、様々な研究をし、設備投資もし、また、地元の仲間と情報を交換し、お互い良きライバルで、健全な競争心を持ち、「あいつには負けねーぞ」!と、競い合いながら技術も知識も切磋琢磨していったのです。

その技術は、肥料の研究だとか、育苗の方法だとか、ハウスの使い方とか、機械の使い方とか、新しい栽培法だとか、様々です。

農薬、肥料、機械も日進月歩で進んでいきます。

それをどう使いこなすか?
どうすれば収量が上がるのか?
どうすれば、一等米だけを生み出せるのか?

それを磨きに磨いてきた。

そうして頑張った分は、ちゃ〜〜んと結果として、要するに収入として、自分の懐に入ってきたわけです。

これはもう、

「楽しくてしょうがない」

でしょ?

そう思いませんか?

だから、あの年代の百姓は今でも、田んぼも畑も、大好きなんです。

僕以上に好きかもしれません。

ホント、大好きなんですよ。

だから未だに、60過ぎても70過ぎても、田んぼ、畑、やっているんです。

そして、めっちゃ熱いんです。

これは話していれば、わかる。

どれだけ田んぼが好きかが。畑が好きかが。

これは、僕たち自然栽培や自然農などの百姓とはまた別の感覚です。

僕たちが田んぼを愛しているとか好きとかとは、またちょっと違うんですね。

なんて言ったらいいんでしょう。

根っからの「百姓」なんですね。

これはこれで、はっきり言ってめっちゃかっこいいんですよ。

到底僕らなんて敵わない「厚み」とか「凄み」があるんです。

だから僕は、農薬使おうが、肥料使おうが、除草剤使おうが、こういう百姓の先輩方は、尊敬しております。

中にはどうしようもない人もいますが、僕の周りにはいませんので。

そういう百姓の人生もいいじゃないですか。

なんて言ったって、今の日本の食を根底で支えているのは、紛れもなくこういう方々なんですから。

で!

ですよ。

なぜ?こういった骨のある百姓になったのか?です。

それはやっぱり、先にも言いましたが、

「愉しかった」

からだと、僕は思います。

そして、事の始まりは「農業革命前夜」です。

ここの本質に、何があったのか。

わかりますか?

これこそ、まさに今の農業と僕が目指す農の世界に圧倒的に足りない、と言うか「無い」ものです。

それは・・・・

「夢」と「希望」ですよ。

今の60以上の骨のあるお百姓さんたちが、見たものは、

「夢」と「希望」。
そしてそれが「未来」だったのです。

だから、めっちゃ頑張ったんですよ。

アホほど頑張ったんです。

そうして、今に至るわけです。

そのおかげで、僕も生まれたし、僕も育ってきた。

そこで、僕は問いたい。

当時のあの年代の百姓より、今、がんばっている自然系の百姓、居るか?
手を挙げてみてくれ。

と。

目指す目標は全く違うけど、「努力」ということに関しては、同じです。

その努力を、環境に配慮とか、農薬・肥料は毒とか、自然と共にナンチャラカンチャラとか、ありのままにとか、まったりとか、ゆるくとか、自分なりとか、そいいうもので誤魔化していないか?

って。

SNSの普及に伴い、農薬だとか肥料だとか、その他もろもろの情報が、当たり前に見られるようになって、そういう背景もろくに知らず、文句ばっかり言っている人、それを下に見ている人そういう「輩」がたくさん増えた。

善悪論でしか物事を考えられない、薄っぺらいしょーもない方々に言う。

「百姓なめんなよ」

と。

そして、ここにこそ!!

大きなチャンスとヒントがあることに気がついて欲しいのです。

こういう百姓が自然栽培とか自然農法の百姓で増えていってほしくはないですか?

30年後40年後に、こうして次世代から尊敬される百姓が!

だったら、夢と魅力と希望。

作ればいいじゃないですか。

今の農に魅力も夢もないならば、僕がそれを見せてやる。

僕は勝手にそう思って、勝手に熱くなって、勝手にこうして言いたいことを発信している。

だから、めっちゃ頑張るんです。
農も人生も。ひたすら上目指して。

だから皆様。
応援してください。

そして、60以上の百姓の先輩方がその昔、農業をめっちゃ熱く、愉しんだように、僕たちも今!

自然栽培で熱く、愉しく、美しくなりましょうよ。

そのために、めっちゃ頑張るんでしょ?

それが、夢と希望なんですよ。

皆様、今!農業革命前夜!第2章が始まっているの、気がついているかぃ?の素敵な1日を!

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