種はねむり種は起きる
全国のフレンドの皆様、超こんにちは!
愛とパワーを与える百姓若旦那、中川吉右衛門です。
最近の一番大事な農作業は、なんといってもこれです!
「稲の種への、挨拶と観察とスキンシップ」
僕は催芽機などで、芽出ししません。
催芽機とは、ある一定の温度と湿度を加え、種籾を発芽させる装置ですが、今のお米農家は95%以上こういった方法で発芽させているのではないかと思います。
でも、僕はしません。
僕のやることは、種を起こすことです。
種って、眠るんですね。
休眠するんです。
なぜか?
それは、植物が生命を維持、継続していくための巧妙な手段なんです。
それは植物にとって、いつも最適な環境を与えられるわけではないからです。
だから、天然自然の中では、自分の最も最適な条件の時に種が起き、動き出すんですね。
それを栽培でも、どこまで天然自然に近い状態で持っていけるか?
が、僕の栽培の信念です。
だから、僕はこの子たちに、一番自然に近い方法で種を起こし発芽させるようにしています。
稲の休眠の仕組みは、かなりの部分で解明されています。
稲の休眠を促すもの。
これは籾がらです。
この籾がらに含まれるある成分がある限り、稲は絶対に発芽しません。
なので、発芽玄米とか酵素玄米とかやっている方はわかると思いますが、籾がらを剥いて玄米にすれば、ほぼ100%発芽します。
籾がらに穴を開けても発芽します。
面白いことに穴を開ける場所によって発芽率も変わります。
そのぐらい、籾がらが稲の発芽に大きく関わっている。
言うなれば、籾がらに含まれる「アブシジン酸」が、発芽を大きく抑制しているのです。
なので、水中でこのアブシジン酸を流し出すことにより、種を目覚めさせ、そして自然発芽を促す。
一般の米作りの浸水期間は1週間〜長くて2週間。
僕の場合、40日以上水につけ、アブシジン酸を洗い流し、自然発芽を待ちます。
これは、むか〜〜〜しむかしから、百姓の間で行われてきた「寒ざらし」の智慧とワザです。
昔の人は本当にすごい感覚と感性を持っていたんだと、心から尊敬しますね!
これをやらない理由は、作業効率と作業工程を人間側がいかにコントロールするか?が今の農業だからです。
自然に発芽を待つということは、種まきの日程を種に合わせることになるからです。
これはまた長くなるので、別記事にて♫
というわけで、今の時期大事なことは、「声がけと観察」。
毎日「おはようからおやすみまで!」の声がけと観察!
まさに、百姓界の「ライオン」と呼んでください♫
皆様、天然自然への道は、人が人たる所以を思い出すことになる!の素敵な1日を!
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