北陸魂にしびれた日!
全国のフレンドの皆様、超おはようございます!
農内変換、愛とパワーを与える百姓、中川吉右衛門です。
「吉右衛門にお願いがあるんです!」
彼女の目は真剣そのものでした。
先週末、20日。
北陸富山にて、トークライブ「お金の話をしようじゃないか@富山」を開催しました。
多くの方に集まっていただき、満員御礼の中、お金の歴史からお金を稼ぐことについて僕の考えと思いを話させていただきました。
お金の話って、いやらしいですよね。
だからほとんどしませんね。深くは。しかもこうしたパブリックな場所では。
お金の話で世の中にあるのは、
「お金の儲け方」とか「お金を引き寄せる」とかそうしたセミナーですね。
それは、僕の今回の趣旨とは違うんです。
そのあたりは、別の機会にでもしようと思います。
でね。
お金って、我々が本当に必要なものであり、そのために命を落とす人もいるし、そのために自分の人生の行動や目標や夢などを制限したり、諦めたり、とにかく自分の人生に大いに関わっているにもかかわらず、ほとんどの人が多くを語りたがらないし、半ばそれなりに考えているだけっていうのは、やっぱりおかしいんですよ。
なので、言い切りました。
「さあ、お金の話をしようじゃないか」と。
僕としても初めての試みでしたし、お金の歴史なんかは、まだまだ自分の中に落とし込めていない部分があり、「吉右衛門節」になりきっていない部分がありましたが、最終的には大変愉しんでいただけたのではないかと自負しております。
お金の話をあけっぴろげにして、真剣に語る事。
これって、とても愉しいんですよ。
もろに「人間」が出ますから。
人と人が繋がっていく上で、本当に大事なことは、リアルですよ。
だから、お金から逃げてはいけない。
お金と真剣に向き合うことから、自分の人生も、人との繋がりも、真剣に、そして本気になっていくわけです。
だから、僕がいつも言う、とことん「リアル」なんです。
「リアルから」ですよ。すべては!
リアルであれば、じゃあ、どうやってそこに行く?
どうやってその額を稼ぐ?
稼いだお金はどう使う?
という思考になるんです。
お金っていうのは、稼ぐことに一生懸命になっていたら、そこそこしか稼げないんです。
これは僕も今までの人生で経験済みですね。
「そこそこ」でいいなら、お金を追いかけていくだけでいいでしょうが、僕の人生や夢では、そこそこの稼ぎなんて全く追いつかない。
だから、お金を稼ぐことなんて、大前提なんです。
その上で、「で?稼いだお金どうするの?」ってことです。
お金ってのは、儲けるとか稼ぐことに血道をあげるんじゃないんですね。
お金を使うことに真剣になるべきなんです。
そんな話を、これからもしていきますので、トークライブを我が地元でも開催してほしい!という方がいましたら、気兼ねなくじゃんじゃんメッセージください。
さて、話は一番最初に戻り、「吉右衛門さんへのお願いの話」です。
今回、このトークライブをここ北陸富山でできたこと。
めっちゃ愉しかったです。
そして、心から良かったなぁと思います。
そして、改めて北陸の人の「北陸魂」に感激しました。
トークライブが終わり、豪華な懇親会。
子供が引くぐらい、大人が熱く語り、歌い、笑い。
最高の時間でした。
そんな中、ある女性が僕にこう言ったんです。
「吉右衛門さん!真剣なお話があります!」
みると、その目は深く澄み渡り、本気のオーラが宿っている。
愉しい仲間との宴会に盛り上がっていた僕も、その目で、一気に酔いが覚めました。
「はい。なんでしょう。」
聞けば、ササニシキが食べたい!
というんですね。
僕はすぐに
「それならば、僕のササニシキはまだありますので是非買って食べてください」
と言いました。
すると・・
「はい。吉右衛門さんのお米は買って食べたことあります。すごく美味しい!でも、私は地元の農家さんのササニシキが食べたいんです!なので、吉右衛門さんの種籾を譲っていただけませんか!!」
この本質、わかりますか?
僕は、この女性の言葉を聞いて、北陸人の魂を見ました。
そして、こんな土地で百姓できたなら、誇り高く生きられるだろうと、心底感激したのです。
彼女は農家にはなれない。
でも、自然栽培の野菜やお米を食べたいし、そうした農家さんを全力で応援し続けるという決意がある。
それを、僕からササニシキを買って食べることや、他県の農家さんの野菜を買って食べて終わらせるのではなく、この「地元富山」の農家さんに自然栽培でササニシキを作ってもらって、その農家さんから買って食べたい!
って言うんですね。
なんたる郷土愛!!
これが北陸人の強さなんですよ。
百姓で成功したいなら、地域密着。
これは基本です。
そしてそれが百姓として、最も大きな力と自信と誇りになる。
その農の本質的な部分の土壌が、ここにはがっちりと根付いているんです。
これは自然栽培という、超少数派の農家にとってどれだけ励みになり、力になるか!
これが郷土愛の力です。
富山で自然栽培をきっちりやっている農家さんで、ヒロさんという方がいます。
その方は野菜農家ですが、その販売先の8割以上は全部地元の方だというんですね。
これには、正直度肝を抜かれました。
僕が今まで出会ってきた中で、ここまで地元の方に支持され応援されている自然栽培の農家さんは見たことがない。
あの木村秋則さんだって、地元にはほとんど受け入れられていない。
我が師匠だって、地元での販売数は、全体の数%ぐらいだと思います。
僕も同じです。
どっちがいいか悪いかじゃないんですよ。
しかし、農の本質、農の王道という観点からすれば、間違いなくヒロさんや、この富山の方々の考え方、行動が、ど真ん中の王道です。
それを、そんな難しいことも考えずに、地域の人がそう思って行動しているんです。
だから、羽咋市がああいった取り組みが先進的にできているのも、当たり前なんですよね。
その根本は何か?
「郷土愛」
ですよ。
もうそれしかない。
そして、それに誇りを持っている。
だから、こうして富山に行くのは3度目ですが、毎回毎回最高のおもてなしで、僕らを迎えてくれます。
だから、毎回毎回最高に気持ち良くなって、毎回毎回愉しくて、毎回毎回嬉しくて、結果、
「いや〜〜富山最高だった!!また行きたい!!」
と、大好きになる。
よそから来たゲストがこんな気持ちになったら、富山ファンが増えるわけですから、地元の人にとっても最高に嬉しい。
それを、狙っているわけでもなく、いやらしくもなく、全く自然に行動に落とし込んでいるあの地域愛は、本当に「愛」しか感じない、素晴らしい時間になるんです。
そしてその世界を作り出しているのは、他でもない、佳子ちゃんをはじめとするその仲間たちや地域の人たち一人一人なんです。
僕や田中君や岡本さんなど講演会が素晴らしかったからじゃないんです。
富山に来てくれてありがとう!!の感謝の気持ちが全部行動に移って、そして表に現れているんですよ。
今回の富山行き。
はっきり言って、地元の方の地域愛のおもてなしによって、トークライブが霞んでしまうほどでした。
でも、それがいい。
それでいい。
それが北陸富山なのだから。
よし!また絶対に富山に遊びに行こう!
佳子ちゃん、そして今回遊んだ皆様。
その時はまた真剣に遊んでください!
あーーーーー!!!!愉しかった!!!!
皆様、農も地域も元気に愉しく豊かにするのは、そこに住むあなたの「愛」以外ない!!の素敵な1日を!!
※富山の皆様。地元でササニシキができるまで、ぜひ吉右衛門米を食べてね!笑
=イベント情報=
★3月5・6日
古民家萬五郎で、アサクラさんのお料理会!
https://www.facebook.com/events/982739535138086/
=中川吉右衛門の作物販売=
★中川吉右衛門秘伝打ち豆販売!
http://kichiemon14th.main.jp/kichiemon/wp/fan/?p=494
★27年産中川吉右衛門米販売★
http://kichiemon14th.main.jp/kichiemon/wp/fan/?cat=6
★27年産吉右衛門新大豆販売★
http://kichiemon14th.main.jp/kichiemon/wp/fan/?p=213
=吉右衛門愉しいコンテンツ=
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