●黄金の国

●黄金の国

稲刈り。
その風景は年々変わっていく。

昔は、家族総出いや、部落総出の一大イベントが田植えと稲刈りだった。

小学校、中学校には、「稲刈り休み」なるものもあった。

子供からじいちゃんばぁちゃんまで、収穫の喜びと、天候に追われる忙しさを愉しんでいた。

それに比べ、今の稲刈り風景は、ずいぶんと寂しくなったものだとも思う。

今の農機は素晴らしい性能で、田んぼでの稲刈りなど、一人でできてしまう。

1000坪も2000坪もある広い田んぼで、一人コンバインに乗って稲刈りをこなしていく風景は、全然珍しくもない。
むしろそれがスタンダードである。

どちらが良いとか悪いとかの話ではない。
ただただ、事実である。

今後は、ますます田んぼに人は居なくなっていくだろう。

機械だけが田んぼで動いている。
そんな時代はもうすぐそこまで来ている。
あと20年もしたら、間違いなくそうなっているだろう。

それはそれで、みたい景色でもある。

しかし、僕はこう思わざるを得ない。

きっと昔のお米は今よりはるかに美味かっただろうなと。

それはなぜか?と言えば、人の手がどのぐらい関わっているのかに比例すると考えているからだ。

つまり、人間の手がどれだけ加わっているのか。

そして、どんな人間がその作物に向き合っているのか?

つまりここにこそ、作物の味わいがあると僕は考えているのである。

とすると、やはり自分がどういう人間なのか?

それが、この先ますます重要なことであり、むしろそれが全てだと言っても過言ではないと、僕は信じている。

僕のお米はそういう思考のお米です。

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