【言葉から学ぶとは?】
全国のフレンドの皆様、超こんにちは!
農内変換、愛とパワーを与える百姓、中川吉右衛門です。
「秋あげ」と言う言葉があります。
これは、おそらくここ置賜の方言だと思います。
意味としては、農の秋作業のことですが、ただ秋の作業を指すわけではありません。
これは雪国特有の、絶妙なニュアンスを含んでいます。
秋の作業と言うのは、一番に、収穫です。
米でも豆でも、蕎麦でも、野菜でも、とにかく収穫しなければなりません。
それと同時に、田畑の片付けと、来年に向けた準備をしなければなりません。
よく誤解されがちなのが、農家は秋の収穫が終わったら、仕事がなくなり暇になると思っている人が多い。
とんでもありません。
収穫が終わったら、その始末に大変な労力がかかります。
まさに今の時期です。
しかも、この後片付けと来年の準備のほとんどは、天候に大きくに左右されます。
秋が深まってくると、東北の日本海側は雨が多くなります。
雨が降ると田畑での作業はできません。
天気がイイと言うだけで、大変貴重な時間になります。
しかも、雪国と言うのは、その作業を必ず終わらせなくてはならない!と言う、時間的制限があるのです。
それは…
雪が降る前までに!
です。
雪が降る前までに、田畑の作業を全て終わらせ、
しかも!
家も冬に備え様々な準備をしなければならないのです。
まさに冬ごもりをするための、冬支度。
これが、今の時期の百姓の暮らしです。
日増しに日が短くなって行く、この秋。
作業できる時間も自然に短くなる。
もう5時にはくらいですからね。
そんな秋が深まる今の季節。
天気がよく、お天道様が照る日が続くと、当然そうした作業がスムーズに進むことになります。
これを、この辺りの方言で、
「今年は秋あげがイイなぇ」
と言って、皆で喜ぶんです。
逆に天候が不順で、雨が続いたり多かったりすると、
「今年は秋あげ悪くて、困ったもんだなぇ」
と、悲しむんですね。
わかりますでしょうか。
この雪国特有のこのニュアンスと、感覚が(笑)
これが風土と言うものです。
風土はそこで生きる生き物全ての生命と深い関わりがある。
それが、自然とそこに生きる生き物の共通の生理です。
これを理解していない、健康論や、食への取り組みや、農への理解は、ほとんど意味が無いのです。
当然、この方言、言葉にも、そこで生きる人々の生き様が現れている。
「秋あげ」がイイか悪いか。
昔の人たちからすれば死活問題だったのです。
こんな方言一つにしても、ここまでの意味合いと、イマジネーションが生まれるのです。
学ぶと言うことは、どんなところからでもできます。
たった方言一つにしてもね。
なぜ?
なんで?そう言うの?
なぜ?なぜ?
と言う、知的好奇心の絶えなき欲求こそ、人生に豊かさと彩りを与えるのだと、僕は思います。
皆様、学びとは欲求不満の連続だ!
素敵な週末を♫
【26年産新米個人販売開始しました!】
http://kichiemon14th.main.jp/kichiemon/wp/fan/?cat=6
【自然栽培サトイモ絶賛発売中!】
http://kichiemon14th.main.jp/kichiemon/wp/fan/?cat=9
★美しい未来をみんなで育む!★
▼【Fan土 earth JAPAN 無料会員募集中!!】
http://fando-earth.com/
☆★26年産中川吉右衛門米予約受付開始!☆★
http://kichiemon14th.main.jp/kichiemon/wp/fan/?cat=6
【中川吉右衛門天然農法フリーメルマガ登録】
⇒http://klvn7.com/fr/kic1/raT795
※ぜひ読んでみてくださいね♪
【Fan土 earth JAPAN 公式ファンページ】
⇒https://www.facebook.com/fando.earth?ref=hl
※いいねしていただけると、未来が活性化します!