【旧正月こそ意義がある!】
【旧正月こそ意義がある!】
全国のフレンドの皆さま、超おはようございます!
農内変換・愛とパワーを与える百姓・中川吉右衛門です。
2月です。
正月が過ぎ、1月もあわただしく過ごせばホッとしたりしますね。
現代のそれは新暦(太陽暦)に従っての習俗です。
新暦での行事が一般化するのは戦後もしばらくたってからの事。
その意味では歴史は浅いのです。
かつては旧暦(太陽太陰暦)での正月が行われていました。
新正月のほうがむしろ簡単で、旧正月の行事に重きがあった。
とくに農山村では新旧両方の正月行事を行うのが続き、しだいに新正月の行事に比重が移って言ったのです。
旧正月は年によって日取りが前後しますが、それはほぼ節分と立春にほぼ重なる。
だからそれを「新春」と寿いだのです。
現在、僕達があたりまえで使っている新春のあいさつ文も、旧暦正月の季語をそのまんま使っているわけです。
良く良く考えればおかしいな~と思いますよね。
今の1月1日に新春といって、その後に大寒が来る。
まだまだ真冬じゃん!(笑)
なので、僕は天然農法を実践する百姓として、また、いち日本人としても、
こうした日本の風土に沿った「旧暦」をしっかりと考えていく事が大切だと思っています。
そして、旧暦を用いてきた長い歴史と文化を現代の私達が、一年に一度は思いだす、記念日的なものの制定を提案したいぐらいに思っている。
それにもっともふさわしいのは「旧正月」ではなかろうか。
「みどりの日」や「海の日」もいいが、旧正月はそれ以上に歴史・文化的に意義があるのです。
そうなれば、すくなくとも中国や韓国、沖縄もそうですが、それらの旧正月の慣行を目の前にして、「面白い風習ですね~」なんて、無知で能天気な日本人は少なくなるのではないかと思います。
初めに、旧暦ありき、なのですから。
今年の旧正月は2月19日。
そのときなら、皆様も実感覚として「はる」を感じられるのではないでしょうか?
そのときこそ、「新春」の意味が五感で感じられる事でしょう。
その7日後に食べる「七草がゆ」も、本来の野草で食べられる。
こういったことが、農にも食にも大切なのです。
今の1月7日にスーパーなどで売られている「七草」は、ほとんど「ハウス栽培」です。
商業ベースで考えれば、それで稼げるから栽培する農家もいるわけです。
しかし、本来の七草の歴史と文化を踏まえれば、ハウス栽培の綺麗な野草で食べる七草がゆには、何の意味も無い。
細かいことだと思いますか?
否!こういった一つ一つの小さな変化こそが、現代の食と農を大きく変換させてきたのですよ。
旬も季節感もその土地その土地の風土もなにもない、食と農業生産に結び付くわけです。
だからこそ、「暦」と「風土」の本来の意義を、今こそぼくたちは、もっともっと持つべきだと思います。
なので僕は、この2月1日を新年だと言う意識を持ち、今日から平成27年の始まりと言う意味を込め、プロフ画像・カバー画像も一新しました!
見てみてください♪
皆様、今年も僕と一緒に、農と食と人生を愉しんで行きましょう!!
Fan土 earth JAPANも一緒に盛り上げていってください。
宜しくお願いします!
平成27年 新春 中川吉右衛門
※新春と言いながら、山形はまだまだ大雪!!画像はあさから雪かきする吉右衛門の様子です(笑)
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