【百姓はいつまでも魅力が無い職業なのか?】- 【 ごめんねバインダー君 】後編

10653762_934274113254100_6601144568862779616_n【百姓はいつまでも魅力が無い職業なのか?】

皆様お元気様です。
天然農夫・中川吉右衛門です。

FBウォールで、百姓の実情を書いてみました。
さらに熱くこちらでお話したいと思います。
それを何とかいい方向に持っていきたいと僕は思っています。

現農業者と言うのは、こんな問題に頭を悩まされています。

作物の値段は年々下がる。
肥料代・農薬代などの資材は年々上がる。

機械は年々古くなり、壊れたら作業が出来ないので、その機械の返済が終わらないうちに、また新しく購入する。

いつまでも借金が残り続けるわけです。

ますます、確実生産確実収入を得て行かなければならず、そうなれば、
農薬も肥料も使わない自然栽培にチャレンジするなんてことは、
心のゆとりが無くて無理なわけです。

こうしたことが農家は儲からないとか、食っていけないとか、要するに魅力が無い職業に繋がっている。

そりゃそうですよね。
朝から晩まで必死に作業しても、入金されたとおもったら、すぐに今までの経費が引き落とされ、残った金額を見れば、きっと愕然とすると思います。

ずっと農家をやり続けている人でもこうですから、
まして、新規就農する方はもっとハードルが高いですよ。

始めるまでに、いったいいくらお金が必要なんだ!?

と・・・

僕も師匠に初めて弟子入りを申し込んだ時

「お前、金持ってんの?3000万ぐらいもってるのか?
TVや木村の本読んで百姓やりたいと思うのは結構だけど、自然栽培百姓はそんなに甘いもんじゃねぇよ。もう一度考え直してみたらどうだぇ?」

と、思いっきり打ちのめされました。

今になってみれば、この師匠の一言が、僕に本気の「覚悟」を持たせてくれたんだと、本当に感謝しています。

そしてそれが本気度をはかる、石山流のテストだったんだと思います。

あの時ビビってしまって、違う場所や人に行っていたら・・・

間違いなく今の僕は居ませんでした。

だからと言って、皆が皆、僕のような変態ばかりではありません。

新規で就農したいとおもっても、上記のような理由から、今一歩踏み出せない人がたくさんいるのではないか?

それに、もっとフォーカスし、新規で百姓を始めたい!と想う若手がいる事自体に、もっと価値があるのではないかと考えたわけです。

しかも自然栽培の百姓ならなおのことです。

そうした人たちの障壁を出来るだけ減らし、
ヤル気ある、未来的・地球的な百姓を生み出して行く仕組みを作ればいい。

それには、僕一人ではどうにもならない。
皆の力をちょっとづつお借りして、皆で応援し支えていけばいい。

それがFan土 earth JAPANです。

現代農業の問題はとにかく、人手不足・後継者不足が深刻です。

そんな世の中であるにもかかわらず、農をやりたい!というそのやる気だけでも価値がある。
まして地球的・未来的な自然栽培百姓なら、もっと価値がある。

それを、お金の問題だけであきらめてしまうのは本当にもったいない!!

だからです。

その価値に対し、皆で応援・支援しませんか。

それをFan土 earth JAPANでやっていきたいのです。

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