【黄金の海を見た事があるかい？】

全国のフレンドの皆さま、超おはようございます！
農内変換・愛とパワーを与える百姓、中川吉右衛門です。

黄金の海。
こんな海を見た事がありますか？

僕はあります。

自慢です♪

黄金の海。
それは秋の収穫前の田んぼではないでしょうか。

黄金の国ジパング。

日本はかつてそう呼ばれていました。

これは何も、佐渡の金山や、金をつかった工芸品、建築が素晴らしかっただけでは無いのです。

そう。
それはまさに「豊葦原瑞穂の国」の百姓がつくった、黄金色に輝く秋の田んぼの風景。

熟し頭をたれる稲穂。
枯れて黄色に染まる茎と葉。

それが秋の夕日に照らされた時。

あたり一面に、黄金色の大海原が出現する。

風がたてば、風上から自分の方に向かって稲穂は大きく揺れ動き、
まさに波のよう。

あまりの美しさに、作業もわすれ、ただただわけもなく喜びにあふれる一瞬。
このたった一瞬が、魂を揺さぶるのです。

その昔、こんな風景を見た外国人は、敬意を表しこう言ったのでしょう。

「黄金の国ジパング」と。

おそらく、僕が見ている今の黄金色の海よりも、昔の風景はもっともっと美しかったと思う。

それはやはり、天然自然がつくりだす、稲本来の「色」だったと思うからです。

肥料を入れると、色が変わってくるから。

だから田んぼを見れば、おなじ黄色でも、様々な黄色があることに気がつくと思います。

今の田んぼの稲は、枯れづらくなっているのです。

栄養過多で、背ばかり細く大きくなる。
反面、頭はどんどんでかくなる。

腰と柔軟性の無い弱い身体は、頭を支え切れなくなり、倒れる。

有り余る養分は、身体を枯らすことなく頭に栄養を送り、身体はまだ不自然に青々とした状態で、生涯を終える・・・・・

これは現代人のお話ではありません。
稲のお話です。

しかし、

まさに現代に生きる私たちと、リンクすると思いませんか。

僕の田んぼはちゃんと枯れる。

やさしい、淡い黄色になり、夕日によって、黄金色に輝く。

僕はそれがやっぱり美しいと感じる。

黄金の国ジパング。

それは過去のものなのか？

否！

そんな事は無い。

僕達の魂の記憶には、深く刻まれている。

それを思い出すだけで良い。
それを思い出せば、換えられるんです。

僕と一緒に思い出して行きませんか。

それをみんなと共にやっていきたい。
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