【田植え開始です!】

【田植え開始です!】

全国のフレンドの皆さま、超おはようございます!
農内変換・愛とパワーを与える百姓・中川吉右衛門です。

神棚に手を合わせています。

苦しい時の神頼みではありません。

ついに今年の吉右衛門米の田植えを開始するからです!!

周りの農家は、ほとんど田植えも終わり、いい感じに苗も活着し、あわただしかった田んぼの様子も一段落。

しかし、その後が僕の田植えが始まる時です。

毎年僕は、田んぼの神様と我が家の神様に、田植えのご報告と、今年の豊穣をいのり、農作業の無事と稲の生長を見守って頂くよう、手を合わせ祈りを捧げます。

そして、今年実った一番初めの稲穂をこの神様に奉納し、今年の田んぼのご報告をしております。

「神食共存」
これが田んぼや農や、いわゆる食べ物に対しての日本人の思いと祈りですね。

神様と食を共にする事により、その力を頂き、共に生きていく。
素敵ですよね!

さて、ここで、「田植え」について考えてみましょう。

「田植え」。
良く考えれば変じゃないですか?

だって、田んぼは植えないですよね。
植えるのは「稲」でしょ。

田んぼに稲を植えるのに、稲植えとは言わず、田植えという。

これ不思議じゃないですか?

これはやはり、自然と祭りあってきた百姓ならではの言葉だと僕は思うのです。

「百姓は稲を作らず、田をつくる」

この古いことわざにあるように、米を作るのはひとではなく稲であり、人が作るのはやっぱり、稲が気持ちよく生長できるように準備する「田んぼ」なのだということです。

稲をうえる【稲植え】になってしまうと、いかにも人が稲を植えてやる!と言うような人が全てを管理しコントロールし、支配しているような感じになりますよね。

そうではなく、あくまで人はそのお手伝い。

それが昔から生きてきた日本人の感性であり、まさに天然農法だと思います。

そして、田んぼに植えられたその時から、稲も田んぼに含まれます。

だから、「青田」は稲の若い時の姿を現しますし、秋には「田んぼが色づく」と言います。
稲が色づくとはあまり言いませんよね。

田んぼは稲と一体化してこそ本来の「田んぼ」であり、今までの作業はすべてこの田んぼが出来るまでの準備と言う事ですね!

この感性が、とても美しいと僕は思います。

人が出来るのは作物にとっての手助けのみ!

それを、なまくら根性と欲をだして、肥料や農薬で誤魔化している現農業に魅力が無くなるのは当然だと僕は思います。

日本の農は本来、愉しく・美味しく・美しく。
これが農です。

そんな農を取り戻したいと、僕は思っています。
Fan土earth JAPANはその活動の大きな船。

皆で乗り込んで、世界を換えてみないかい!?

皆様、換えられたものはまた換えれば良い!の一日を!

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