★THE おいたまの正月★シリーズ
★THE おいたまの正月★シリーズ
お正月料理とは、そこの土地柄を如実に表す食の集大成だと思います。
皆様の土地土地でも
お正月料理はこれを食べる!
という、風土=foodがあるでしょう。
では、僕の住む山形おいたま地方の正月料理といえば!
僕の中ではこれが最もここの土地柄を表す食だと思います。
これは
『冷やしる』
と言います。
皆様がイメージする冷やしるはきっと、宮崎県などで食べられている、汁物だと思いますが、おいたまではこれが冷やしるです。
この時期にある、貴重な野菜を出汁でつける。
言うなればおひたしみたいなものです。
が!
これをお正月に食べるというのは、雪国山形置賜地方に生きる人にとってどれほどの手間とご馳走だったか!
まず、雪深いこの時期に、彩りのある青菜や野菜類というのは、無いのです。
だから、お正月のために、秋にとっておいた菊、青菜。
これをこの時期までに、綺麗に保存しておいたのです。
そしてこの時期だけに栽培している、『雪菜』という野菜を加え、さらに高級品である、凍み豆腐、しいたけ、人参などを加え、お正月料理に彩りを加える自野菜で、華やかさを演出したのです。
ご馳走すぎるお正月料理の箸休めとしても、このさっぱりとした冷やしるは理にかなっています。
これぞまさに、土地柄のしきたりであり、こういう背景を知ることが、天然農法であり、それが栽培に結びつく。
作物の育成とそこに住む人間の生き様。
これが共通しているからこそ!
私たちは命を繋いでこれたのです。
冷やしる。
美しいでしょ♫
皆様も、お正月料理から、土地柄と人間の生き様を考える、共存の実相を見てみてはいかがでしょう。
チャオ♫
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