【 田植えの本質 】

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【 田植えの本質 】

全国のフレンドの皆さま、超おはようございます!
農内変換・愛とパワーを与える百姓、中川吉右衛門です。

田植え。

それは昔、二十四節季の芒種(6月6日ごろ)の頃に行われるとされていました。
かつては集落ごとに「結」を組み、共同で作業を行いました。

学校も「田植え休み」があったほどで、年寄りも子供も、それこそ集落総出の一大作業でした。

それと、同時に農作業の中で、もっとも神聖な作業だったのです。

そこには植える苗が丈夫に育ち実りますように、という切実な願いが込められています。

そのなかから、全国各地さまざまな予祝の行事が発達しました。

これが今に残る伝統と文化です。

田植えは、田の神様を田んぼに降ろす神聖なものです。

田の神は、本体は山の神であり、正月には歳の神に転じ、春には田の神に転じる。

この神様を田んぼに降ろす事。

これが田植えです。

だから、サオトメがサナエを田におろす。

田植えが終わった後の田植え祝いを、サノボリといい、関東・東北ではサナブリと訛り、お祝いする。

「サ」というのは神聖な物、霊的な物を指す、古代からの日本の言葉。

サノボリは田の神が田植え終了で大役が終わり、上っていくと言う意味です。

僕は今回、この田植えで、田植えとは神聖なお祭りである。

と言う本質を伝えたいと思い、衣装にもこだわり、民謡なども交えた、田植え祭りをやりたいと思います。

田植え体験や田植えのイベントは、全国各地で行われていますが、田植えの本質を感じる田植えイベントはあまりないように思います。

その本質がわからないまま、恰好だけ表面だけ田植え体験しただけでは、日本人と田んぼとお米の関係と、日本人の米への想いと生き様がわからない。

だから、米へのありがたみも感謝も薄くなる。

それが証拠に、現代の田植え風景は、実にさみしいものです。
ほったらかしにされ、耕作放棄されている田んぼも年々増えている。

私達の稲作文化へのまなざしも、表面だけでは芯まで届くわけが無く、冷淡なままです。

このままで、本当に農と食に真摯に向き合っていけるでしょうか?

また、世界との文化的な連帯なんて事が、対等にできるでしょうか?

だから僕は、田植えの本質を全身で感じる田植え祭りをやろうと決めました。

6月20日お昼頃から。

今回は準備期間も短く、厳しい事もありますが、参加してみませんか。

参加者大募集です!

そして、来年はさらに準備を整え、盛大にやります!

そして、撮影班も用意し、素晴らしい動画を作りたいと思います。

とにかく、田んぼを全身でワクワクしながら感じ、日本人が田と稲と米とどう生きてきたのかを感じることを、僕は皆でやりたいのです。

当日は、スペシャルゲストが三味線と太鼓で、盛り上げてくれますよ♪

もっとも僕のイメージに近いのが黒沢明監督の「七人の侍」のラストシーン。

その田植え風景です。

ぜひDVDでも借りて、見てください。

皆様の御参加、お待ちしております♪

【田植え祭り@吉右衛門田んぼ!受付】
https://www.facebook.com/events/923699294349149/

田植えが終わったら、サナブリ(宴会)やります♪

これまた最高に美味しい酒になるでしょうね~~♪

皆様、神が降りた田んぼのお米。食べて見たくないか!!の素敵な一日を!

【田植え祭り@吉右衛門田んぼ!受付】
https://www.facebook.com/events/923699294349149/

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