戦いは終わらない!
本日はいいお天気の山形おきたま。
お天道様と共に筋トレ終了です!
さて、ちょっとこの画像をご覧ください。
これがなんだかわかりますか?
これは、農林水産省東北農政局から送られてきたある書類です。
中身はと言うと、「環境保全型農業直接支払い交付金」に係る実施状況の結果というものです。
簡単に言うと、「環境保全に貢献している農家さんに、面積割で交付金をあげますよ~」というもの。
当てはまる農業者は、減農薬・無農薬・有機農業に取り組んでいる事。
また、山形県では「エコファーマー認定」を受けている農業者というのがあります。
こういった関係の制度には「自然栽培」とか「自然農法」とかのカテゴリーが無いので、書類上は小生の栽培も「有機農業に準ずる栽培」として取り扱われております。
それだけでもかなり屈辱的なのですが(笑)
こういった制度の書類は、年度初めの5月か6月頃に書類を作成し提出。
年度末に支払いが行われるのです。
もちろん小生もこの書類を制作し提出しました。
役所の方も、別段何事も無く受け取っていましたので、問題ないと思っていたのです。
が、いざ年度末になり、小生の農業が、どうも審査の対象になると言うのです。
なんのこった?とおもい役場に出向いてみると、そこでの意見に小生は体が震えるほどの怒りを覚えました。
結果、小生の農業はこの「環境保全型農業」に当てはまらないそうです。
理由はこうです。
「中川さんは肥料を使っていないので、農水省が作ったガイドラインに当てはまりません」
小生の農業は、完全無肥料・完全無農薬の自然栽培です。
そして、この農法は他のどんな農法よりも環境保全だけではなく、生きとし生けるものすべてにとって良い影響を与える農業だと自負しており、そして誇りを持っています。
その農業が、「環境保全型農業」に当てはまらないとは一体どういう了見なんでしょうか。
減農薬栽培・ただの無農薬栽培、有機農業、その農業よりも環境保全型農業ではないと言う事ですか!??
しかもわざわざ、こういった大層な書類にして「あなたの交付金額は0円です」といった物を送ってくるこの無駄!
農業者を含め、消費者も、すべての方がそうですが、肥料を与えていない農作物というのは食べ物ではないと考えているんですよね。
とにかく「肥料」というのはいいものだと思っている。
ちょっと知った方でも、化学肥料は良くないが有機肥料である「堆肥」は良いもんだと思っている。
だからこんなバカげた制度になるんですよ。
肥料というのが一番環境を汚しているんであり、肥料をこんなに多用するから病害虫が発生し、農薬が必要になるんです。
誰も声を大にしては言いませんが、水質を一番汚しているのは他でもない農業者なんです。
なぜか??
肥料を撒くからですよ。
肥料が全ての自然界のバランスを崩し、環境を狂わせる根分の原因なんですよ。
もういい加減、足し算ばっかりの思考回路で物事を考えるのは止めませんか?
何かを得るには、何かを足さなければならない。
この効果や効能を求める考え方が、農業だけではなくすべてをちょっとずつそして大きく狂わせて来ているんです。
だから、こんな世の中なんですよ。
肥料の害については、またの機会に譲りますが、とにかく小生は怒りが湧いてきましたし、まだまだ戦いは終わらないと思いました。
戦いとは争う事ではありません。鉄砲もって人殺しすることではありません。
皆がいままで刷り込まれてきた「間違った常識」をぶち壊す事!
その刷り込みの裏側には大きな利権構造なども大いに含んでいます。
この利権の恩恵を大いに受けている方々。
この方たちはあなたの健康、あなたの家族を守ってくれませんよ!
これらをぶち壊し、誰もが医者にも、薬にも、国にも頼らずに生きていく自立心。
これを養わなければならに時に来ているんです。
ちなみに画像に見える「×」のしるし。
この項目は「持続性の高い農法」という欄です。
小生の農法はそのすべてに「×」が付いていますね(笑)
笑わせないでいただきたい。
小生は全国各地、無肥料・無農薬で栽培をしている方の圃場を見に行きました。
中には20年、30年、無肥料・無農薬でお米や野菜をつくるスーパー百姓にも会いましたし、我が師匠だって無肥料・無農薬はすでに12年です。
毎年お米なら300坪あたり360キロ~480キロの収量がありますし、野菜にしても農薬・肥料漬けの野菜よりも立派な野菜を栽培しています。
それのどこが持続性の高くない農法と言えるでしょう?!
先の震災時に農薬や肥料の供給が遅れに遅れ、慌てふためいていた東北の百姓の方々。
あの慌てふためいていた農業者の中には、この環境保全型農業と認められている方々も沢山います。
ちゃんちゃらおかしくて、へそでお茶がわきますよ!
小生の農法は、そんな肥料にも、農薬にも一切頼ることはありません。
すべてはこの自然が与えてくれるからです。
何物にも頼らすに、豊かで、命が溢れ、本当のエネルギーを持つ綺麗な作物を栽培しているのですから!!
また、この栽培をやってみたいという新しい人が、こうした支援を受けられないような事態は絶対に避けなければなりません。
農業するにはお金がかかります。
収穫出来るまでは無収入です。
こんな素晴らしい農法にチャレンジする若者に支援せず、いったい誰を助けると言うのでしょう!!
だから、小生は声をあげたいと思います。
皆さま、お力をお貸しください。
ちょっとでも共感する部分がありましたら、是非ともシェアして情報を広げて頂けませんでしょうか。
これは、小生一個人の問題ではなく、日本、いや、世界の農業と食を変えていく事に繋がります。
長文読んでいただきありがとうございます。
皆様のお力添えどうぞよろしくお願いします。