【農は藝術だ!】
【農は藝術だ!】
全国のフレンドの皆さま、超おはようございます!
農内変換・愛とパワーを与える百姓、中川吉右衛門です。
僕は農をこよなく愛しているから、自然栽培の百姓をしているんです。
「しってるわ!」
と、突っ込みが入りそうですが、いやいや!それだけでは3分の1しかわかってないだろうな~と思うんです。
自然栽培の魅力ってのはたくさんあります。
皆様もよくわかっていると思いますし、知らない方も、なんとなく良さそうだな~ぐらいは分かると思います。
なので、一般的に「自然栽培がすきです!」というのは、
完全に無農薬だとか、化学・有機問わず肥料を与えないとか、環境を良くするとか、護っていくとか。
身体に良いとか健康に良いとか。
とにかく美味しいとか。
たくさんありますよね。
それはすべて正解だと思います。
でもね、「自然栽培の百姓」の魅力ってのはなんなのかって事です。
僕も3年目ぐらいまでは、「自然栽培」の魅力で百姓をやってきました。
そして、それをやっていることが好きでした。
しかし、それだけでは百姓が愉しくなるって事は無いんですよね。
それは、自然栽培の百姓の魅力の3分の1ぐらいしかないんです。
じゃあ、残りの3分の2はなんなのか。
今日はその内の3分の1の話をして見ようと思います。
残りの魅力の3分の1は、ずばり!!
百姓ってのは、「職人」なんだってことです。
職人魂が猛然と湧きあがってくるんですよ。
その百姓の中でも、もっとも職人魂に火が付くのが「自然栽培の百姓」ではないかと僕は思います。
職人ってすごいんですよね。
あらゆる工程で手を抜かないし、コンマ何ミリの世界で生きていたり、それはもう機械ではどうにもならない、感性とか感覚の世界で、見た目には全く分からない事まで、いろいろ考えて、いろいろ手を賭けて、手間をかけて、最終的に僕らの目の前に現れる。
それはどんな職業の職人でも一緒で、とにかく僕は、昔からそうした「職人」と呼ばれる人の仕事ぶりに魂が揺さぶられた。
僕が百姓になる前は、解体と鳶の職人でしたから、建築の職人の凄さと言うのも身を持って経験し、見てきたんです。
しょーもない人が95%の業界ですが、たまにものすごい職人に出会える。
その人達の仕事ぶりをみると、惚れ惚れするんです。
そういう心が僕の中に会って、それが自然栽培の百姓に通じているのは間違いない。
自然栽培というのは、誤魔化しが一切効かないんです。
農薬やホルモン剤でコントロールしませんし、肥料与えないんだから、肥料あたえて大きくしたり、収量をあげたり、一切できません。
すべて自分の田畑に対する情熱と愛情と絶え間ぬ探究心と好奇心。
何よりも、もっともっとと思う向上心。
そして技術をひたすら磨く健全な劣等感。
そういう、思考と行動と心がダイレクトに作物に現れるのです。
これを職人と言わず何と言うのか!?
これを毎年毎年作物と自然が僕に与えてくれるわけです。
これほど愉しい事はありません。
だから僕は「自然栽培の百姓」やっているんです。
だから、見た目には一切わからない事まで、とことんこだわります。
機械の設定にしても、あの広い田んぼで、1~3センチの間でこだわります。
種まきなどの場合はミリ単位でこだわります。
画像は、田んぼを起こす深さをの確認です。
全ての田んぼで深さを確認します。
それも、田んぼ一枚一枚少し変えます。
田んぼに一枚一枚個性があるからです。
こんな事やって何になるのか?
正直、僕もよくわかりません!(笑)
でもね。
こだわりたくなるんですよ。
そしてそれがうまくいくかどうかも、分からない。
それでもこだわるところはこだわるわけです。
それが職人魂です。
予想に反し良くないとか、逆にあそこはうまくいかなかったな~と思う所がやたら良かったりする。
そこからさらに学びが得られる。
また僕のしっぽに火が付く。
これの繰り返しがあるからこそ、僕は自然栽培の百姓をやってるんです。
そこから考えれば、慣行栽培はつまらないだろうな~と僕は思います。
僕がもし慣行栽培の百姓やっていたら、間違いなく10年もしないうちに飽きます。
で、間違いなく飽きたら百姓やめますね。
だって愉しくないでしょ。
自然栽培は藝術だからこそ、職人魂に火が付くんです。
わざわざ、困難で面倒で、手間も暇もかかって、大変だからこそ、愉しいんでしょ。
だから、自然栽培の百姓の魅力は、職人であり、藝術家なんだってことです。
なので、単に「無肥料・無農薬」だから自然栽培ってことじゃないって事がわかりますでしょうか。
逆にそれしか言えない、それしか頭にない自然栽培の百姓や、自然栽培をネタにいろいろ語っている人は、ファッション自然栽培農家&自然栽培便乗ビジネスマンだって事を強烈にインプットしてくださいね。
それをどうやって見破るか?
が、これから先、自然栽培が一般的に普及していくか、はたまた、一部の人達の長期的な流行現象で終わるか。
そこの分かれ道です。
皆様、農は愛と命の藝術だ!の一日を!
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