【百姓の醍醐味とは？】

全国のフレンドの皆さま、超おはようございます！
農内変換・愛とパワーを与える百姓、中川吉右衛門です。

百姓の醍醐味とはなんでしょう。

自然のなかで作物と共に生きているので、沢山あるのですが、
そのなかでも、これは羨ましがられるだろうな～～！

と言うのが、これです！

画像をご覧ください。

これは何をしているかわかりますか？

ただ単にニンジン引っこ抜いて食べてるわけじゃないんです。

僕が手にしているのは、ニンジンの間引き菜。

要するに、めっちゃ若いニンジンの若者なんです。

若いのは、若いなりの旨さがあるってのは、理屈抜きで分かりますよね（笑）

こうしたいろんな野菜の《間引き菜》と言うのは、「つくって食べる」を実践している人で無ければ、なかなか食べられないものです。

間引きは作物の育成で、必要な作業ですので、作業しながら、その若芽を食べられると言うのは、まさに百姓の特権みたいなものです。

まず、若い芽と言うのはとにかく軟らかく、あじもやさしく、なにより、これから成長するというエネルギーが溢れている。

だから、旨い！

これは、スーパーや八百屋などでは買えないものですからね。

要するに商品価値が無いと思われている。
だから市場には出てこないわけです。

それ自体おかしい話ですが。

小さい玉ねぎだって、ちいさいジャガイモだって、買いたくても買えないでしょう？
小さいジャガイモをそのまんま煮っ転がしにしたら、・・・・
最高に美味しいじゃないですか。

でも、売ってない。

みんな、だいたいあの位の大きさじゃないと市場には出回らない。

だからつまらないんですよね。すべてが。

野菜の味ってのは、あの大きさになるまで、毎日のように変わるんであって、
その野菜の生き様も伝わらなければ、味わう豊かさも分からない。

だから、同じ様な味付け、同じ様なお料理、同じ様な感想、感覚しかもたないわけです。

美味しいもの＝軟らか～～い！orあまーい！で全部済んでしまうんです。

これじゃいくら食が大事と言ったところで、子どもは興味持たないですよ。

ジンジンにしても、若いころとその中間と、そして成人してあの大きさになるまで、複雑で、多様な味わいがある。

それを知ったら、これはおもしろいとは思いませんか？

僕の田畑はすべて無肥料・無農薬の自然栽培なのだから、土だろうが、葉っぱだろうが、皮だろうが、がく（ニンジンで言えば葉っぱと根っこの首の部分）だろうが、全部食べられます。

たったニンジン一本にしたって、全て使えるのならいろんなお料理ができますよね。

これが食の豊かさであり、食卓の豊かさに繋がる。

なにも、高級で、珍しいものを料理したり、種類をたくさん並べるだけが豊かな食卓では無いのです。

百姓は、栽培と同時に、間引き菜や、小さく売れない野菜をつかって食べて。

旬の時期は同じもがたくさんとれるので、毎日同じ食材を食べるわけです。

それを台所で飽きないように、工夫し、知恵を働かせ、お料理して食べる。

今そこにあるものを食べるという、日々の暮らしと食が密接に関わる生き方が、本来の百姓です。

今は百姓といえども、こうした事も、しないし分からないと言う農家が増えました。

百姓の醍醐味とは何か？

それは生きると、生きているが毎日実感できることであり、その恩恵を間引き菜のように、受け取れることにあるのではないか。
そのようにおもいます。

というわけで、このニンジンの間引き菜をプレゼントしようと思います！！

ナンダッテ―――――――――――！！

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皆様、百姓の醍醐味は「生きる」そのものだ！の一日を！

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