【 種の存在とは何か 】※長文です。が、大切なことを書いています。たくさんのシェアありがとうございます♫
全国のフレンドの皆様、超こんにちは。

愛とパワーを与える百姓、中川吉右衛門です。

いよいよ始まりました。今年一発目の農的仕事。
一年の、一番初めの農仕事は、
「種」
の仕事です。
これは、何をやっているか?わかりますでしょうか?
「芒」と呼ばれれる、イネ科独特の髭のようなものを取っている作業です。
「のぎ取り」。この辺りでは訛って、「ノゲ取り」と言います。
昨年秋に収穫した種籾の芒やホコリや草の種や藁屑などを取り除くのです。

この後、僕は、2.1ミリの網の選別機にこの種籾をかけ、選別します。

まずは、ここまでが今年一発目の仕事。
この後、その年の気温、雪の状態、天気や気温の状況を見て予測し、塩選別・温湯・浸水の時を決めます。
が、今年は、いつも以上に遅くしてやろうと思っております。

その理由はまた今度♫

脱芒機で今年の種もみを処理するの図

とにかく、自然栽培にせよ何にせよ、本来の農というのは、こうして
「自家採種」
していくことが大前提であり、言うまでもないほど常識である、と、僕は思う。

ここで、種について、専門的な知識や情報をここで語っても長くなるだけですし、皆様いまいちピンとこないと思います。
でも、人間も植物も同じ一つの生命という観点から感じて貰えば、誰にでもすぐにわかるというものです。
さぁ!イマジンです♫

イマジンしてください。
突然、あなたは会社からの通達で中国に赴任しなければならなくなりました。
新年度の4月から中国で暮らします。
さぁ。どうでしょう?
その土地。その気候風土。そこの食べ物。そこの水。そこのしきたりや風習。言葉。
すぐに馴染めますでしょうか?
精神的なものも含めて、身体ももちろんですが、いきなり1年目からそこにどっぷり馴染んで、あなたらしく、あなたが毎日生き生きと、健康的に、輝いて生きていけますか?
おそらく、ほとんどの人は無理ですよね。
では、そこに馴染むまで。そこで自分の本領を発揮できるまで。
どのぐらいかかりますか?
個人差はあれど、3年から数年かかりませんか?
ようやく慣れてきたな〜という1年後に、また別の国に転勤・・・・
どうですか?
どう思いますか?この感覚。
これ。
植物の種も一緒なんですよ。
植物は人や動物と違い、様々な倍数体があるので、その場に適合したり、そこに合わせて変化することが人よりずっと早い。
それでも、強く逞しく美しく健康的に育つには、種は毎年同じような場所で、同じ自然環境で育った方がいいに決まっている。
だから、昔から百姓は種を当たり前に自分のところで採取してきたんです。
種がつないでいるものは、出来上がる個体だけではなく、ありとあらゆる土地柄の情報なのですから。
しかし、近代農業というのは、それらの
「農本来のしきたり」
を、全部「効率」と「手間の軽減」という観点から、すべて切り捨ててきました。

結果、「種は買うもの」
という、今の時流になっている農業生産の新たな軸が生まれました。
ここに!!!
様々な企業や政治が介入する隙が生まれたわけです。

種屋さんというのは、江戸時代もあったのです。
が、それは今のような種の概念で種屋があったわけではありません。
ここも話すと長くなるので割愛しますが、今の種に対する意識と思考というのは、百姓を含め、種の大切さを知っているという人も、種について勉強している人もすべてですが、
「情緒」
がないんですよね。
全くない。美しくない。
情緒がないから、
「主要農作物種子法廃止するな!!」
と、おかしなデモやおかしなSNSの煽りで、国家権力に突入していくわけです。
ヘドロマンですか?

これ。怖くない?笑

僕は、こうした怒り・不安・恐怖。そこから生まれる行動から、種も農も人も暮らしも。
その本質を理解することはできないと断言します。

本質が分からなければ、様々な要因や情報に、いちいち左右される。

それを巧みに利用しようとする人たちも大勢いる。
そんなことじゃねーんだよ。
種と食と農と人ってのは。

そんな薄っぺらいことなんかじゃないんです。

多くの人が、ここにさえ気がつき、本質を理解すれば、それを恐れる必要なんてどこにもない。
不安もない。
だから、豊かな暮らしが生まれる。
その豊かで自在な暮らしの中で、在来の種子は守られ、受け継がれてきた。

そんな種子は健全そのものなのです。
そこにこそ、百姓と私たちが作物と共に生きる姿が見出され、

このうえなく、作物を作り食べる愉しさが伝えられる。
何千年もの間受け継がれてきたその理由の本質は、「生きる」という切実な問題であり、それを営々と続けるために受け継いできた百姓たちの「種」にいたする愛と誇りと技術。
その感性と思想のすべての価値観なのです。
今までも、幾度となく、地震や津波。冷夏や干ばつによる凶作。

多くの災害が日本を襲ってきた。

その度に、「生きる」ことと「人を救う」ための制度や慣習が、各々の集落や地域に作り出されてきた。
それが地域に共同の力を生み出してきた。
その核となったのが、種子と食料だったのです。
農=食=人であり、
そのコアになるのが、種です。
こうした、人が生きるという本質から、僕は今の社会情勢においての様々な問題を鑑みて、新しく古い「真の種子観」を伝えたい。

そう思って、この度。
「農FUTURE!#8 種は万人のもの 〜種と在来作物は俺たちが護る〜」
を企画しました。
ぜひ参加してください。

種の本質を伝えます。

こんな企画やイベントを、無くしていく未来を一緒に迎えに行きましょう。
なぜなら・・・
種ほど、「公」の存在はなく、「万人に平等」なものは他にないのだから。

皆様、生命の根源である「種」は「公」の存在そのものだ!!

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▼農FUTURE!8 〜種は万人のもの〜▼

※ご参加はこちらからチケットを購入してください

http://ptix.co/2mWJIep
▼種を受け継ぐ百姓 中川吉右衛門のお米▼

http://kichiemon14th.net/fan/?cat=6