野草の力は自然栽培を超える!??

先日の日曜日、急きょ実現した「自然栽培百姓中川吉右衛門」と「自然栽培作物と野草料理専門の料理人 田町まさよ」さんのコラボ企画!
「おむすびを結ぼう!愛の料理教室」が行われました!!

集客と言えば、開催4日前でしかご紹介できなかったのですが、小生の仲間の協力もあり、日曜日の貴重な時間を使って、13名の方がこの料理教室に来てくださいました~~♪

皆様本当にありがとうございました!

小生がこのタマちゃんことまさよさんに出会ったのも、この自然栽培のお米と野菜を栽培しているからなのですが、それにしても、この自然栽培の世界は奥が広い!

まさよさんは、とにかく「これは凄い素敵なやさいだ!!」と思ったら、すぐにその生産者に会いに行ってしまう方。全国どこでも関係なくです。

ですので、全国のフリキッタ百姓を小生より遙かに知っているし、その味、その畑、を直に感じ・見て・お話を聞き・・と、もう身体全体で知っている方なのです。

そのまさよさんから聞くお話は、小生の百姓魂にさらに火をつけるものばかり!

小生もまだまだひよっこですね~~!
まだまだ精進しようと思いました。

そんなまさよさんは、ずっと山形に行きたい!と言ってくれていました。
が、冬の時期は野草も、野菜もありませんので、これらが出始めた時期に行く!と今年の3月にお話しておりました。

それがこうして実現!
この料理教室を開催する事になりました。

今回のメインは「おむすび」でしたが、前日山形にきて、この高畠の地を踏み、小生の畑や田んぼを見たら、その「気」と野草の素晴らしさにテンションが上がりまくり、どんどん料理のイメージが湧き、気がつけばとてつもない量の野草を摘んでしまいました(笑)

画像はその時の食材となる野草達です(笑)

すべて、小生の田んぼの畦と畑、そして山にいって摘んできた物です。農薬も肥料も一切入っていない野草達ですね!

せり・みつば・うるい・ぎんぼ・スベリヒユ・よもぎ・あかざ・柿の葉・桑の葉・シロツメグサ・あかみず。
野菜はすべて小生の自然栽培イチゴ・玉ねぎ・そして吉右衛門米!

来る人数も、レシピも何にも考えずにこれだけの野草をどうするのか?と2人で苦笑したものの、そこはさすが料理研究家!

その時のイメージでどんどん料理をつくり教える様は素晴らしかったですね。

みんな、普段から「雑草」としか見えていなかった野草を目の前にして、「まじですか!?」と言うような顔をしていましたが、どんな料理になるのかまさよさんの料理法を食い入るように見ていました。

ここで来てくださった方は皆感じてくれたと思いますが、こうした「自然」そのものの力をもった食材は、とにかく香り素晴らしいのと手間がかからないという事。

野草をアク抜きしているだけで、すばらしい香りが会場を包み込み、敏感な人はその匂いだけで、お腹がゴロゴロ!

野草はものすごい解毒作用があるのです。
体内にたまった余分な物を排出してくれる作用が半端じゃないんですね。

これが、まずは健康で丈夫な体の第一歩!

調味料は、フリキッタ味噌・醤油・塩・お酢・なたね油。
これはすべて山形で作られたもの。
これだけです。
逆に言うとこれだけあれば、十分なんですね。

これだけで、あの「雑草」達が素晴らしい料理にかわり、来てくださった方は目から鱗が何枚も落ちたことと思います。

そして、メインのおむすび!
お米のとぎ方から始まり、土鍋で炊く吉右衛門米。
土鍋で炊くと、あっという間にお米が炊けるのです。

みんな「ええ!!!もう炊きあがったの!??」と驚いていました。
そしてこの香りと美味しさはもう間違いないですね。

そうなんです。

自然に寄り添いながらの料理と言うのは、結局一番効率がいいのです。
これは料理に限らず、なんでも言えることだと思います。

そして、食器を洗う時も洗剤は必要ありません。
すべて水で洗い流せます。

こうして、全ての材料を使いきり、そしてこれらを持ち出し、みんなでピクニック気分で外で食べるのです。

もう、ホントに美味しかったですね。
こういった料理は、身体に全く抵抗なくスーーーーっと沁み込んで行くのがわかるんです。
これがホントの自然食ですね。

おかげで、今でも小生の身体はデトックス中です(笑)
こうして、皆が幸せに包まれ、楽しく、そして驚きの料理教室が終わりました。
いろいろ伝えたことは山のようにあるのですが、果てしなく長くなるので、〆ようと思います。

まさよさんが伝えたい事、これからやりたい事。
それは料理人として生きていく事ではありません。

料理はあくまで、生きる事と手段の一つなんです。
では、なにを伝えていきたいのか?

それは「手」の力を最大限に使い、活かし、お母さんを台所に戻すこと。
そして、自然に寄り添ったライフスタイルの普及です。

手塩にかけた物と言うのは間違いなく「本物」になります。
手塩にかけ作物をつくる。
手塩にかけ料理をつくる。
手塩にかけ子供を育てる。
手塩にかけ糸を紡ぐ。
手塩にかけ調味料をつくる。

これらを追求していくと、やっぱり自然な物に行きつくんですね。

手塩にかけた作物に農薬や除草剤はかけられないんですよ。
手塩にかけた料理に添加物や精製した塩・砂糖、すぐにできるレンジでチンは使いたくないんですよ。
手塩にかけた子供の食べ物にはそういった物を入れたくないんです。

この意識が、普遍的な世の中になるように、どうしたらいいのか!?といつも考えている。
それが、「田町まさよ」さんの生きざまなんですね。

これは小生の言う「天然農法」の考え方にピッタリとマッチするのです。
だからこそ、今回こうして、高畠に来て下さり、料理教室をすることは必然だったと思います。

まさよさん。これからもその生きざまで、世の中に発信し続けてください!
小生も一百姓として、応援いたします!

【田町まさよFB】
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【かみさまの住む島 奄美ブログ】
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