☆現代の田園風景に美しさは無くなってしまったのか?シリーズ☆

☆現代の田園風景に美しさは無くなってしまったのか?シリーズ☆

田んぼの畦と言うのは、本来とても美しい、植物多様性がある場所であった。

春の七草で七草粥を食べる事は皆さんもご存知だと思いますが、
この七草は、本来ほとんどがこの田んぼの畦に生える野草であった。

しかし、現代農業の田作りと言うのは、効率重視、労働の軽減重視で、田植え前の今時期、田んぼの周りは、除草剤がじゃんじゃん振りまかれる。

田んぼに稲が植えられた後では、なかなか思い切り除草剤が撒けないからだ。

だから、現代の農村部と言うのは、今時期来ても、素朴で新緑が眩しく、柔らかな日本の原風景を思わせるようなの田んぼ風景を見られると思ったら大間違いです。

まるでまた冬か秋にでも逆戻りしたかのような、薄汚く黄ばんだ、田んぼの畦ばかりが見えます。

僕は、毎年この時期になると、本当に悲しくなる。

草はまたどうせ生える。

それなのに、毎年毎回、なぜここまで除草剤を撒くのか?

どうせこの後草刈りをする農家がほとんどなのにです。

僕は、除草剤の環境への影響や作物への影響も多いに問題があると思います。

さらにもっと問題なのは、百姓の感覚と感性、美的感覚が、どんどん貧相に、貧しく、鈍感になっている事が大問題だと思っている。

現代農業に魅力が無くなったのは、そうした藝術的な百姓の感性が無くなってきたからに他ならない。

人は美しいものに心を動かされるのですから。

※画像は手前僕の田んぼの畦と隣の方の畦の境を写したもの。

一度見に来てください。

見に来たら、僕の言っていることが、腹の底からわかりますから。

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