吉の仕事術

【 吉の仕事術 】

全国のフレンドの皆様、超おはようございます。
愛とパワーを与える百姓、中川吉右衛門です。

こんな話を聞いたことがあるでしょうか。

ある会社の社長が、業績不振で悩んでいました。
いろいろ手を尽くしてみても、一向に経営は回復しない。

悩んだ末、とある有名は方に、自社再建のアドバイスをもらうため、コンサルを頼んだんです。

さぞかし、すごい改善点とか、いいやり方だとかを指南、指示してくれるだろうと思っていたその社長。

しかし・・・・

そのコンサルが出した指示はたった一つでした。

「社長さん。朝いちばんに、今日やること、やるべきことを紙に書いて、書いたことは必ず全部実行してください。それを毎日必ずやってください。」

「1ヶ月後にまた来ます。その時、業績が戻ってなければ、お代は結構です。もし業績が改善されたら、100万円いただきます。」

と。

さて、どうなったと思いますか。

結局、このコンサルタントは、1月後、きちんと100万円受け取ったそうです。

さて、ここで何が言いたいのかと言いますと、

「段取り9分。そして必ずそれをやり遂げれば成長も成功もする」

ということです。

この話をどこで聞いたのか、読んだのか忘れましたが、僕もこれを知って、朝一に今日1日でやること、やるべきことをメモに書いて、それを持って仕事するようにしました。
(それでも忘れていることもありますが笑)

確かにいい。
やることが明確なので、段取りとプリオリティがつけやすい。
ので、効率的に仕事がこなせる。

でもね。

これは、こと百姓においては、半分ぐらいしか当てはまらないと僕は思います。

注文の確認や発送。
田畑以外の仕事。
何かの打ち合わせなどなど。

それならば、このやり方は最高です。

が!

百姓の仕事(田畑での)の場合、これだけでは無理です。

なぜか?

それは、生き物と自然と共に仕事をしているからです。

そして、どちらに寄り添い、合わせていくのか?

といえば、もちろん。

この大自然の方に僕が合わせていく。

あくまで、その自然環境、風土、作物の状態などに、僕が合わせていくわけです。

自然栽培ならば、なおのことそうなる。

なので、例えば、今日種おろしたいなぁ。

と思っても、夜のうち雨が降っているとか、そのまま雨が降っているとか。

そうなれば、今日やると決めていても、いかんせん、肝心な畑の方が種下ろせる状態ではないわけです。

天気予報をきちんとみよう!と言いたいかもしれませんが、天気予報はあくまで天気予報です。

雨降りますよ。と言って降らないことなんてざらにあるし、降らないと言って、この小さな範囲で雨降っているなんてことも多々有ります。

雨だけではないです。
風が強いとか、暑すぎるとか。

いろいろあるわけです。

では、吉右衛門さん、どうすればいいんですか?

と言われれば、答えはこうです。

「田んぼ見に行ってこい」

です。

田んぼ、畑に行けば、やることは山ほど有ります。

なので、毎日田んぼ見に行くのです。
畑見に行くのです。

そこで決める。

今日は何をやるのか。
優先順位はどうか。

「完全現場合わせ」

です。

これは、机の上ではわからないのです。

稲を見ないと。田んぼ見ないと。
畑のナスを見ないと。

そして、その声を聞かないと。

水が欲しいのか?欲しくないのか?

草はどうか?
邪魔か邪魔じゃないか。

作物だけではない。

田んぼ、畑のハード面もうです。

畦はどうか。
畦の草はどうか。水路は大丈夫か。水は多いか少ないか。

天気はどうか。風は?雨は?気温は?

田んぼなんて、一晩で水が抜けていることもある。

朝行くと、

「ええ!!!ナンデヤネン!!」

って。

ザリガニ、ネズミ、ハクビシン。

彼らが、ご丁寧に、畦に綺麗に穴を開けてくれている。

その穴を探すのがまた時間がかかる。

その都度その都度、臨機応変。
そして今!やらねばならないということは、現場で見てみないとわからないわけです。

なので、百姓の段取りは。

「足でつける」

です。

そして、こうすることによって、さらにいいことがあります。

聞いたことがあるかもしれませんが、

「篤農家は畑に足跡を聞かせる」

と。

一見、素晴らしい!

と、思えますが、僕から言わせてもらえば、それはちょっと違います。

「聞かせる」というのは、人間が主導です。

その本質は、

「俺が作っているから」

ということです。

そうじゃなしに、「聞いてもらう」のです。

それによって何が起こるか?

と言うと、

「僕を覚えてもらう」

ということです。

稲なら稲に。
大根なら大根に。

僕を認識してもらうということです。

これから、作物たちのざまざまな世話をする人である僕を、彼らに覚えてもらう。

これ、とても重要なことなんです。

なので、畑に足音を聞かせるのではなく、

「僕の足音を覚えてもらう」

のです。

そうするとね。

稲の声が聞こえてきますよ。

田んぼの声も聞こえてきます。

こうなると、現場合わせの精度が上がり、段取りが良くなる。

好循環というか、作物と自然との一体感の始まりです。

こうなると、どうなると思います?

答えはもうお分かりでしょう♫

農が圧倒的に愉しくなります。

だから、皆様。

「早くこっちこいよ♪」

皆様、農を楽しむのか、農で愉しむのか。
どっちだぃ?の素敵な1日を!

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