【 育苗と共通の生理 】

【 育苗と共通の生理 】

全国のフレンドの皆さま、超おはようございます!
農内変換、愛とパワーを与える百姓中川吉右衛門です。

苗を育てることを「育苗」と言います。

呼んで字のごとく。

種を下ろして根が出て、芽が出る。

当たり前のことですが、この当たり前が栽培では最も大事で、そうはならない場合がよくあります。

なので、百姓はこの育苗期間。

育苗の期間と言うのも、1年の中で決まっているのです。

なので、この時期!この時!と言う時にしか苗は育てられない。

まして、天然農法・自然栽培ならなおさら、この「種を下ろす時期」というのが何よりも大切になります。

ここを見誤ると、丈夫で良い作物にならない。

これをなにで見るのか?
何で感じるのか?

それがその土地その土地の百姓と自然現象との共通の生き方に現れる。

それが「共通の生理」です。

だからメルマガにも書いていますが、日本全国、同じやり方で農ができる場所と言うのは一カ所もないのです。

これ、とても大切なことですから、強烈にインプットしてくださいね。

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で、この育苗期間というのは、細心の注意を払って苗を見守ります。

芽が出てから約2週間ぐらいですかね。

他に何やっていても、苗の事は考えていますし、思っている。

暑いかな?
寒いかな?
乾いてないかな?
水足りているかな?
風が強いな。

とか。

なぜこんなに神経張り巡らせるかと言うと、それだけ「苗」が大事だからです。

種が確保できても、苗が育たなければどうにもならない。

今年は、異常に気温が高い日が4月の下旬から5月の上旬に10日以上続いた。

毎年の事だからと言って、カレンダー通りに農作業をするのが一般の農家ですが、そのせいで、かなりの被害が出ているのです。

苗が焼けるという被害。

苗が焼けたり、異常な高温になると、もう芽が出ない。
またはせっかく出た芽が焼けて死んでしまうと言う現象です。

最大で、1600枚ほどの苗箱の苗を焼いてしまった農家さんもいます。

僕の近所でも、もう長年のベテランの農家さんでさえ、ほぼ全部苗を焼いています。

こうなると、もう声をかけるのもためらうくらい気の毒です。

ですので、この期間は全神経を張り巡らせる。

しかも、僕のような自然栽培の百姓の場合、もっともっと!神経使います。

それはなぜか?

替えが無いからです。

通常、焼いてしまった場合、早い段階で焼けてしまったら、撒き直し出来ますが、大体は、「結」で他の農家さんの余り苗を集めて来て何とか補充します。
しかし、僕の苗はそうはいかない。

なにせ、種からして違う。
育苗の土も違う。
品種も違う。

なにより、他の農家さんの苗は、既に農薬、殺菌剤、肥料が入っている。

なので、僕は他の農家さんの余り苗をもらってきて田んぼや畑をやるって事が出来ないのです。

これは全国の自然栽培農家は皆一緒だと思います。

「替えが無い」

いいでしょ~~。

まさにオンリーワンですよ!

だからこそ、もっともっとの精神で、神経使います。

昨年は育苗に失敗したとはいえ、それは焼けたとか芽が出ないとかではなく、イメージ通りにのびのびと育てられなかっただけで、それは僕の実力不足だっただけです。

しかし、今年は良い感じですよ~~!!!

見てください!この美しい稲っ子たちを!

毎日、声をかけ、頭を撫で、その美しさに見惚れています♪

もう、神経を使いまくる時期は終わり、これからは苗を鍛える時期になりました。

僕の鍛え方はドSですので、その様子はまた記事にしたいと思います。
愉しみにしていてくださいね♪

そして、気になる本気の方は、ぜひいつでも僕の苗っ子に会いに来てください。

5月中は苗が見られますよ♪

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皆様、百姓は自分の田畑で作る技術が日本一だ!!の素敵な一日を!

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