【 生命との対話~森のスコーラより~】

【 生命との対話~森のスコーラより~】

全国のフレンドの皆さま、超おはようございます!
農内変換・愛とパワーを与える百姓、中川吉右衛門です。

生命との対話をした事がありますか。

これは生命とどう向き合うか?と言う事にも繋がっています。

23日は僕の変態百姓仲間の久保君が主宰する森のスコーラと言うイベントに、出店者&登壇者(とーく)&太鼓下僕Aとして最高に愉しませていただきました。

久保君がいままで生きてきた中で生まれた「繋がり」を集大成させたような、内容盛りだくさんのイベントで、出店者の面々、トークで登壇している面々、WSのブースの方々、すべてが変態という、めっちゃおもろいイベントでした。
久保君を改めて尊敬しましたよ!!
やるなぁ~~ぼくくぼ!(笑)

僕も最高に愉しませていただきましたが、その中で、僕がもっとも魂震えた事を今日は書いてみたいと思います。

このイベントの中で、あるWSが行われました。

それは鳥を絞める「屠殺」。

要するに鶏を殺して、肉にして食べると言う事です。

これを行ったのが、自然養鶏家の
檀上 貴史くん。

勘違いしてほしくないのですが、人集めの意味とか、ショー的な意味合いで彼はこれをやったわけではないと言う事。

この行為は彼の鶏に対する「愛」以外何も無い!
と言う事です。

開口一発目。
彼はこう言いました。

「僕はこうして、鶏を絞めて殺しています。しかし、僕はこれを肉を販売する目的でやっているわけではありません。自分が食べるために、また、養鶏家の責任を取ると言う意味でやっています。

その最後の最後まで、自分が主体的になって鶏に関わり、自分で愛を持って育てた鶏の命は自分で最後まで面倒をみると言う意味で、僕は自分の手で自分の愛する鶏を殺します。けっしてここは避けられない現実ですし、そこから目をそらす行為は、鶏に対して、というか生命に対する侮辱であるとおもいます。
自分で育てた鶏の最後を誰かにゆだねるということは、僕には出来ません。
だから僕はすべて自分でこれをやっています。

そして、これからやる行為は、僕とこの鶏との最後の生命の会話なのです。
言葉は全く発しませんが、これを見ることで、何か感じていただければと思います。」

僕はもう、その場に金縛りにでもあったように動けなくなりました。
というか、彼とその鶏から目が離せなくなった。

彼と鶏の一挙手一投足に全神経を持っていかれてしまったのです。

僕はなにも、これをみて、鶏を絞める技術を学びたかったわけではありません。

養鶏家としての檀上君と、彼が育てたきた鶏の生き様を見たかった。

今から何をやるのか、これはこうやります、という説明以外一切余計な言葉を発しない彼の作業。

鳥を逆さに吊るし、頸動脈を切る。

流れ落ちる血と、鶏をずっと見つめ続ける。

その時の彼の表情は、僕の魂のど真ん中を突き抜けました。

あの時の彼と鶏は、間違いなく最後の生命の会話をしていました。

どんな会話をしていたのか、僕には想像する事しか出来ませんでしたが、実際にその鶏を1年以上面倒を見続け、我が子のように愛し可愛がって育ててきたその時間が、そこに凝縮されていたと僕はおもう。

ショッキングな事は何も無く、僕はただただ今まさに生命が尽きようとしているその鶏と彼の表情をみて、魂が震えて涙が出ました。

鶏がかわいそうとか、こうやってトリ肉食べられているんだよな~とか、そんな薄っぺらい感情的なもので涙が出たわけではありません。

ただただ彼の鶏に対する最大の「愛」が伝わってきたからです。

僕が鶏なら、彼に育ててもらいたい。

僕は心底そうおもいました。

僕はこの彼の行為を、大人にこそ見てほしいと思う。

子供は別に見なくてもいいと思っています。

大人がしっかり生命の尊厳ある食を理解していれば、それをきちんと伝えれば良いだけだと思うからです。

べつに絞める現場を見せなくても、十二分に子供には伝わります。

要は親や大人の日々の暮らしの中の一つ一つの行動です。

その行動を心からとれる様になる為にも、僕は彼のこの行為を見て頂きたい。

そしてそれを、こうした場で見せてもらうのではなく、わざわざ彼の養鶏場にいって見せてもらった方がいいと思う。

こういうのがショー的扱いになって、いろんなところに呼ばれるのも、本質から外れていく事になってしまうので。

最後に彼の言葉をおくります。

「昔は、鶏肉が食べたい!といったら、こうした生命のやり取りを自らがやらないと食べられなかった。

でも、今は食べられる。

それは、生命のやり取りをすべて他人に、誰かに委ねているからできることなんです。

食は生命の交換。

その生命を現代人はあまりにも他人に委ねすぎているのではないでしょうか?」

彼の、鶏を最後まで見つめ続けたあのまっすぐな眼が、深く魂に刻まれました。

あの眼の意味を、僕は子供に伝えていこうと思います。

檀上君。
ありがとう!

皆様、生かすも殺すも愛だ!!の素敵な一日を!

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