【 僕の考える食育と食農教育事業 】※長文です が・・・

【 僕の考える食育と食農教育事業 】※長文です が!2分で読めます♪

全国のフレンドン皆様、超こんばんは!
農内変換・愛とパワーを与える百姓、中川吉右衛門です。

先日、食農教育についての記事を書きました。

中途半端でしたので、今日はその続きです。

長年自元農業青年部と小学校で取り組んできたこの食農教育事業。

農家の先輩たちと小学校の先生方が取り組み始めて、15年以上が経つそうです。

素晴らしい!

その想いも活動も含め、これからも引き継いで繋いでいきたいとおもっております。

しかし、ここにきて、この事業にも変革の時期が来ていると僕は思っています。
変わり続けながら、繋いでいくと言うのが真理だからです。

僕が携わって5年。

先日も書きましたが、当初から、この畑の授業は無農薬・有機栽培。

僕は新入りのくせに、生意気にもずっと「堆肥も入れずに栽培しましょう!」と言い続け、今年から、堆肥も入れず、無施肥・無農薬の栽培にチャレンジできることになりました!!

無施肥・無農薬の栽培は、誰もが初めての事。

どうなるのか?
と、みんなが不安に思っていた事でしょう。

何が不安なのかと言うと、

「収量が上がらない」のではないか?と言う事です。

実際、堆肥を入れたりする肥料栽培であれば、確かにある程度の収量は上がると思いますし、現に毎年あるていどの収量は採れていました。

しかし、無肥料1年目のこの畑。

とうぜん、そこから比べれば収量はいくらか落ちると思います。

で、やっぱり言われましたね。

「あんなに小さいうちに花が咲いたぞ!」

とか、

「今からでも遅くない!肥料やるべ!?」

とか、

「あれじゃダメだ~。小イモばっかりになっぞ!」

とかね。

しかし、僕は断固として丁寧にお断りしました。

別にこれ、僕に対して文句言っているわけじゃないんです。

本当に、子供たちの事をおもって、皆言ってくれているんです。

収穫の時に、収量が少ないと子供達の楽しみが無くなるからかわいそう!ってことなんです。

また、自分達もプロとしてあまりにも収量が少ないのは恥ずかしいと言う事もあるかと思います。

でも、僕としては、

「だからどうした」

なんですよ。

なにがどうなっても、誰が何と言お言うと、小学生が農を体験し、それを通じて食について何か感じたり考えることが、「食農教育」の本質であると僕は思う。

小学校の畑で収量を上げることを目的にした現代風農業生産をして、何の為の食農教育なのか?

また、この畑は、立地条件が悪い。

学校から1,5キロぐらい離れているため、2コマある授業の1コマは行き帰りの移動だけで使ってしまう。
そこまで離れているので、種まきや植え付け、収穫にしか小学生は来ない。

植え付けてから収穫までの、もっとも大切な作物の生長過程や、栽培管理(水やりや草取り)も、子供達まったく見ないし、やらない。

畑の準備から栽培管理はすべて僕たち青年部が、自分達の農作業の合間を縫ってやっている。

なので、十分な栽培管理が出来ないこともあります。

それはもちろん僕達の反省点でもある。

でもね、これについても、僕は本質から外れていると思っている。

ガキンチョに、作物を、生命を植え付けたり種を降ろした「責任」と言う部分を伝えなければ、食農教育や食育の本質には迫れないんですよ。

面倒な栽培管理を自分たちで積極的に行い、汗かいてこそ、収穫の喜びがあり、食にたいする意識の変化や、食べものをつくる大変さや、愉しさや、それを食すありがたさがわかるのです。

その上に「食」に対してのあらゆる感謝の心が育まれるのでしょう!?

それを全部抜きにして、植え付けと収穫だけじゃあ、子供の魂まで伝わらない。

管理の手を抜けば収量が減る。

あたりまえでしょ。そんなこと。

それをガキンチョ一人一人が自分の責任として捉える事が大事なんであって、僕らが一生懸命良い畑をつくって、収量上げて、ガキンチョが収穫にきて楽しませるなんて、そりゃただのイベントですよ。

そして、いい加減「農業生産=収量を上げること」という思考から脱却して、本来の農と食を経験させなければ、ガキンチョに農と食の素晴らしさが伝わる訳が無いんです。

だから、僕は無施肥・無農薬の栽培で、収量に囚われず、本来の農を。
その栽培で出来た本当の野菜の味を。
よそで買ってくる野菜との違いを。

これに積極的に関わりを促すことで、ガキンチョに本気で伝えたいんです。

そして何を一番伝えたいか?

それは

「農家ってすごい!かっこいい!!」

と言う事ですよ。

子供の頃にこうした気持ちにならなければ、この先たくさんしていかなければならない人生の選択肢の中に「農家」が入ってくる事は限りなく少ない。

今までは農家の息子娘だけが、家業だから人生の選択の中に「農家」と言うのが、かろうじて入っているだけなんです。

それも基本的にはカッコイイとは思っていないので、小学生に聞いても、恥ずかしがって家が農家って言わないんですよ。

これが現状なんです。

この先、どんどん日本の農家は居なくなります。

まぎれもない事実です。

政府も農水省も、自治体も、そんなこと、どこのどんなデータをひっくり返して見ても、逃れられない事実として分かっている。

なので、いろんな政策や事業をやっていますが、ほとんど成果が上がらない。

あたりまえですよ。

本質がわかってないんだから。

百姓っていう生きものがわかっていないのだから。

わかっていない人達が農の魅力や農家の魅力をガキンチョに伝えられますかって!?

だから僕は、ずっと言い続けますし、行動します。

自分がその「カッコイイ百姓」になってガキンチョに夢と憧れを与えるんです。百姓で。

その舞台の一つが、農家の先輩達が作ってきてくれた、この食農教育の事業であって、本当に感謝しています。

しかし、今!

これも変わらなければならない時に来ていると僕はおもう。
だからこれからも、無茶なことを言うし、やると決めています。

面倒なことをわざわざやる「誰か」に、僕がなると決めているので。

それが最高に愉しいでしょ♪

そして、ガキンチョの一人でも二人でもいい。

農家ってすげーな!かっこいいな!

って思ってくれれば、僕は収量をあげるより、遙かに実りがあることだと確信しています。

だから皆さま。

僕を応援してください。

その応援が、僕の活力源です。

その応援。
正解にしますから。

皆様、食と農の教育の本質は、悪い食べものを教える事じゃない!
食べちゃいけない物を増やすことじゃない!
ガキンチョに憧れられることだ!!の素敵な週末を!

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