【 なぜいい物が売れないのか 】

【 なぜいい物が売れないのか 】

全国のフレンドの皆さま、超おはようございます!
農内変換・愛とパワーを与える百姓、中川吉右衛門です。

こんなに良いものなのになぜ世の中に広まらないんだろう?
なんで買わないんだろう?
なんで理解してくれないんだろう?

こう思った事ありませんか。

僕は数年前、めちゃくちゃ思っていました。

自然栽培農家として、自然栽培のものがもっとも良い作物だと思っているからです。

今も昔もその信念に変わりはありません。

ただ、僕の思考が変わりました。

14・15とトークライブを銀座と所沢で愛すべき仲間が開催してくれて、行ってまいりました。

そのアウトプットをして見たいと思います。

もちろん、どちらも素晴らしい会になり、そして僕が一番全力で愉しみました(笑)

なので、きっと僕が一番成長できました。

参加して頂いた皆様、企画主宰していただいた方。
こころから御礼を申し上げます。

ありがとうございます!

なので、ここでその詳細を伝えるのは割愛し、トークライブをしてまた僕が考えた事をお話します。

いいもの、いいこと、いいひと。

たぶん、みんなそんなお話を聞けば

「いいものだよね~」

とか、

「いいことだよね~」

とか、

「いいひとだよね~」

って理解すると思うんです。

でも、わかっているのと、実際に行動している事は全く別次元なんです。

どんなに優れた物、いいものでも、全部は買わないでしょう。

いい事だとしても全部はやらないでしょ(笑)

自然栽培の作物を広めるとか、自然栽培の農家を増やすことも全く一緒で、いい物、いい事だとしても、買わない、やらない人は当然います。

なので、僕はなぜなんだろうか?と思い、初めは自分以外の外に原因を求め、結果を求め、していたんです。

すると、比べる事になりますね。

こっちは良くて、あっちはダメって。

これ、とどのつまり戦争まで発展する理屈です。

そして、それやっている自分がめちゃくちゃツマラナイ。

人は何で意思決定をしているのか?

これを考える必要がありました。

考えてみました。

僕の経験、そして僕の作物や自然栽培の作物を愛してくれる方。
そして、素晴らしい農家の方々。

そのほとんどすべての方の始まりは、「感覚」でした。

もっと言えば、「直感」です。

僕もそうでした。

その時、自然栽培なんて初めて聞いたにもかかわらず、直感で「これだ!これが農と食と世界を換える!」と勝手に思い、今百姓しているんです。

知識・経験・お金・その商品のスペックなど、一切関係ありませんでした。

まずはピンと来た。

これだけです。

これが行動に繋がっている。

これは心理学でも経済学でも経営学でもなんでもないのです。

むしろ、バイオロジー。生物学です。

僕たちは生き物です。

いきものが行動するには何が必要なのか?

それを司っているのが脳みそです。

人間の脳は3つの大きな部分に分かれています。

いろんな情報を処理したり、合理的な考えや分析的な思考と言語を司る、大脳新皮質。
これが人間である我々は他の生物よりも発達している。
言うなれば、人間である証明でもあります。

そして、大脳辺縁系に対応した2つの部分。ここは感情や信頼、忠誠心などを司ります。
そして、人の行動を司り、すべての意思決定を行いますが、言語能力はありません。

直感的な決定はこの部分から生まれるのです。

なので、いかにその商品が素晴らしいか、いかに自然栽培が素晴らしいか、いかにこの作物は素晴らしいか、いかにこの農が素晴らしいかを、たくさんのデータや情報や、機能や、効能を説明しまくっても、届かない人はいるわけです。

その時きっとこう思うはずです。

「いいのはわかるけど・・・どうも偏った感じがする」とか、

「わかったけど、今一納得感が得られない」とか。

「わからないけど、感覚的に合わない」とか。

どうしてここで、「感」なんでしょうか?

それは意思決定する脳の部分は言葉を扱えないからです。

それを魂の導きとか、感性にしたがったとか言う事もありますが、要するに大脳辺縁系に伝わったとか、響いたという事です。

つまり人はなぜそれをやるのか?に反応し、そして〇〇感が無ければ動かないと言う事になります。

なので、なぜそれをやっているのかがわからない人は、とうぜんどんなに良いものだとしても売れませんし、巻き込むこと、そして共に同じ夢を描いて関わろうと思わせる事はできません。

そこで大切なのは、なぜやっているのか?ともう一つ。
それを日々の暮らしにまで落とし込み、全力で愉しむ事です。

人は愉しい事が大好きなのです。
ドーパミンがたくさん出ます。

ここに理屈はありません。

たのしそう!わくわくする!

これが行動に繋がります。

なので、僕のトークライブはとことん、もうここのお話がメインです。

技術・知識。
もちろん語れますが、それは一番重要なことではない。

1に愉しむ、2に愉しむ、3.4がなくて、5に知識と技術ぐらいの感覚です。

農家に魅力が無い。

それはなぜなんですか?

それは愉しむことを知らないから。

なぜ農家をやっているのか?が本当の意味でわからないからですよ。

健康食だとか自然食だとかやっている人も、愉しむ事ができなければ、ただの気持ち悪い小集団でしかない。

じゃあお前は何のために百姓やってんだ?って。

はい。

「僕は自分の人生を最大限に愉しむために、日本の農と食を盛大に繁盛させ、家庭の食卓と田畑から日本を換え、世界を換えるために農家やってます。」

この全国行脚のトークライブでは一人でも多くの方が、農も食も人生も自分の思い通りに愉しんでいいんだ!と考えて行動する人を増やしていきたいのです。

宜しくお願いします。

皆様、もっともっと愉しんでいいんですよ!!の一日を!

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