【40.8%だってーーーー!!】※長文です。リラッ・・・

【40.8%だってーーーー!!】※長文です。リラックスタイムにじっくりお読みください♪

全国のフレンドの皆さま、超おはようございます!
農内変換・愛とパワーを与える百姓、中川吉右衛門です。

40.8%。

この数字、何だと思いますか。

この数字は今年の生産調整率です。

ようするに減反率です。

もっとわかりやすく言うと、稲作農家は自分の持っている田んぼの全面積うち、40.8%の面積は、米を作らないでくださいね!

って事です。

例えば、あなたが、100坪の面積の田んぼ持っているとしますよね。

そのうち、59坪にしか、米を植えてはいけないと言う事なんですよ。

全面積の6割しか田んぼでお米作られないのです。

これは減反政策といって、米の価格安定を目的に、生産面積を調整して、米の量を減らしているんです。

そして、毎年毎年この数字が、各自治体から発表されるわけです。

これが、僕が就農して4年ですが、毎年毎年上がっているんです。

4年前は35~6%ぐらいでした。

たった4年で40%超えたんです。

これはものすごい事ですよ。
年1%上がってきた。

1%といっても、町とか、県とかのレベルで考えれば、とてつもない面積になります。

この背景を考えると、こうなります。

1・日本の米の消費量が著しく低下している
2・反収(300坪あたりのお米の収量)が高い
3・日本全体のお米が余っている

1は皆さまの暮らしに密着しているから、よーーくわかるかと思います。

一日の内ご飯どれぐらい食べてますか?

今の食は多様化し過ぎているぐらいし過ぎている。

ご飯・麺・パン。

大きく分けてこの3種類が主食になっているのが、現代。

米は全く食べない人もいますし、1週間をかんがえてみると、ご飯よりもパンや麺類を食べている方が多いと言う方も多いと思います。

そうなんです。
人口も少なくなっていき、日本全体の胃袋がちっちゃくなっているうえに、麺やパンも主食として堂々たる位置をしめている。

とうぜんお米の消費量は少なくなります。

そして、2について。

これは、どういう事かと言いますと、農家としては、全面積使いたいのです。

全面積、田んぼでお米作った方が本来はいいにきまっているのですから。

しかし、この減反政策があるので、それはできない。

だとすると、全面積の6割のたんぼで、いかに収量をあげるのか?を考える。

とうぜん、少ない面積で多く収量を取った方が、経営的に良いですよね。

だからますます、少ない面積でも収量が上がるような栽培を徹底する事になります。

肥料も存分につかい、農薬もきちんと使い、収量をあげ、1等米を作る為に一生懸命になります。

こうなることは農家としては自然の流れです。

なので、僕のやっている自然栽培なんてとんでもない!
収量が落ちたら、イコール減収になるからです。

こうして、今の米生産と現代の消費者の間には、全くかみ合わない背景があり、それに拍車をかけているのが、この減反政策であると言えると思います。

3はもうそのまんまですね。
上記の理由から、米は余りまくっているんです。

だから、26年のお米の価格は史上初ぐらいの安値でした。

これは政府買い取り価格ですから、これはすべての価格に反映します。

スーパーで買う値段にも、お米屋さんで買う価格にも、これが全ての基準です。

この安値を経て、心折れ、農家をやめる人も出てきている。
というか、全国でみれば、かなりの数の農家が米をつくるのはやめたと思います。

なんかおかしいな~と感じませんか。

減反政策。
なんで農家の人はハイハイそんな事を律儀に守っているのか?

農家も、嫌ですよね。
自分の農地をなぜ勝手にそんな風に決められなくてはならないのか?

当然、農家は納得できません。
自分の土地でなんで米作っちゃいけねーのか?

それを黙らせる手段が、金です。

減反してくれたら、補助金だしますよ!です。

そしてありとあらゆる助成金・補助金・交付金・金融・認定。
そういった農業経営にかかわるほぼすべてにこの縛りをつけています。

農業者を支援する仕組みや助成・補助・交付金などの全ての条件が、この生産調整目標を達成している農家に限定されている。

だから、農家としてはよほどの事が無い限り、この生産調整を無視する事は怖くて怖くて出来ないのです。

こうして、親方日の丸で護られているのか?
それとも飼い慣らされているのかわからない百姓ばかりが出来あがってきたんですね。

なんかおかしくないですか。
なんか違和感を感じませんか。

そうですよ。

その今皆さんが感じた違和感、不自然さ。

それは絶対に間違いではない!

もういい加減、こうした仕組み自体をぶっ壊す時代になってきたんです。

補助金も助成金も交付金も悪いことではない。

もっともっと日本の農をより良くし、繁盛させ、次世代に命を繋いでいくような誇りある農を育て、支援する事にどんどん使うべきです。

いわゆる、未来に向かって今!お金は使うべきです。

しかし、今の農政のお金の使い方は未来的でも地球的でもない。

ただの延命処置と一緒で、その場しのぎ的に、農家を首の皮でつなぎとめておくためにその多くが使われている。

これがいかに不毛な事であろうか。

僕も、助成金・補助金もらって、機械を買ったり、新しく小屋を建てたりしました。

新規で農家を始めるには、どうしても初期投資が必要になります。
すくなからずお金がかかる事は間違いない。

そういった時に、この補助事業や助成金は、農家をバックアップする事にとても役に立つし、大いに活用すればいいと思う。

でもね。
僕はほとんど減反していません。
そう言うきちんとした方法があるのです。

これはメルマガにでも書こうと思います。

だから、減反するから助成金をだすとか、生産調整作物植えるから補助金出すとか、そういう仕組み自体が見直されてしかるべきだと僕はおもう。

農家、百姓は、そうして助成し補助してもらったのなら、誇りある、地球にも未来にも利益を生んでいけるような、命を扱う哲学をもつ百姓になるぐらいの気概を持ってほしい。

そうした農家が増える農政をする事が、今求められているのではないか。

だから農水省、農政局さんよ。

いつまでも、昔ながらの農業政策に、あれやこれや手を加え、簡単な事を複雑にし、もっともらしいその場しのぎの農政ばかりと、自分の省庁に予算をどれだけぶん取ってくるかばかり考えていないで、日本の農を本気で真剣に考えて愉しみませんか?

僕には夢がある。
そしてそれを信じています。
ぜひ聞いてほしい。

これさえできれば、減反政策なんてばかばかしくてできない!って奴です。

ながくなるので、この先は中川吉右衛門とFan土 earth JAPANのメールマガジンにでも書こうと思います。

読んでみたい方は、ぜひ!ご登録して読んでみてください。
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皆様、今の農家を殺すのに必要なのは、刃物も拳銃も爆弾もいらない。補助金打ちきるだけでいい!の一日を!

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