【死んでも生きるということ】

【死んでも生きるということ】

全国のフレンドの皆さま、超おはようございます。
農内変換・愛とパワーを与える百姓、中川吉右衛門です。

「このお話、〇〇さんに言ってみた??!!
絶対言った方が良いよ~!
だって、これはこれからの時代に必要なことだもの。
きっと応援してくれるはず!私も応援するから、もっとチラシもらってって良い?」

これは1年前、農FUTURE!に参加してくださったある方が、終わった後に僕のところに来て、元気いっぱいに語ってくれた言葉です。

その時、まだ構想中だったFan土 earth JAPANのチラシをみて、この方が僕を応援する意思を示してくれた言葉です。

その方が、つい先日亡くなりました。

ガンでした。

あまりにも突然に、あまりにも若い。

言葉にならない気持ちになりました。

この方と出会ったのは、2年ほど前。
ある方の講演会に一緒に参加し、その懇親会で初めてお話しました。

食の大切さ等にフォーカスしたのは、自分のガンがきっかけだったと言います。

その時はガンから復帰し、それをきっかけにして、食の大切さを痛感し、そしてご自身のガン治療の経験をもとに、おなじガン患者さんや、治療中の方を応援したり、ケアをしたりする活動を行っているとの事でした。

その目の力強さや、信念をもって自分を語るその姿に心打たれ、この人応援したい!と思いました。

その数日後、すぐにメッセージが来ました。

「私はガンのサバイバーです。
だから自然に沿った本来の作物を食べていきたいとおもい、中川さんのお米を食べたいと思いました。

私の応援しているガン患者等の方にも希望者を集い皆にご紹介したいと思います!

しかし、ガン患者と言うのは、色々と治療等にお金がかかるので、包装や袋などもリサイクルの袋で構いません。
また、中米(粒が小さくて選別からはじかれたお米)でも構いませんので、もう少し安くご提供頂けませんでしょうか?

無理なら無理と言って下さい。
宜しくお願いします。」

僕はすぐに

「もちろんです!!みんなの分をまとめてご注文いただければ、卸値で
ご提供致します!むしろ、提供させてください!」

と言いました。

嬉しかったですね。
自分の為だけでは無く、自分と同じ境遇の方の事も考え、そして行動する。

本当に嬉しかったです。

この嬉しさは、自然栽培の百姓じゃなければ分からないんじゃないか、とおもいます。

「生命系を護る」という僕の栽培哲学の根本部分にリアルに触れた感覚があったからです。

その後、僕のお米を定期的に購入してくれたり、僕のお野菜も購入していただいたりと、お付き合いが始まりました。

そして、ちょうど1年前の農FUTURE!にも参加して下さり、久しぶりにお話し、冒頭に書いた応援の言葉をかけて頂きました。

その1年後の先日。

共通の友人からのメッセージで、亡くなったことを知りました。

ショックでした。

あんなに元気だったあの方が??
え!ついこの前あったばかりだったのに??

ウソだろ??

と、ちょっと信じられませんでした。

さらに驚いたのは、こんなに自分が悲しんでいる事でした。

僕のお米やお野菜を買って食べてくれている人が亡くなったのは初めてのことだったと言うのもあります。

じゃあ、よっぽど密に連絡を取り合ったり、何度もお話したり、飲んだり食べたりして、深いお付き合いをしていたのか?
といえば、そんな事は全然なく、実際にお会いしたのはたったの2回。

しかも、リアルにお話した時間にすれば、合計1時間ぐらいだったと思います。

なのに!!こんなに悲しい想いをする自分にビックリしました。

人はやはり、会った回数や、一緒に過ごした時間というもので生きているのではない。

やはり「心」で生きているのだと、また深く思わされました。

この方が求めてくれた僕のお米への「心」が、僕の心を動かし、それがどれだけ僕の魂に響いていたか。

だからこそ、僕の人生でも、その方の人生でもたった2回、たった1時間お話しただけですが、こんなに胸が痛むんですよ。

そして、僕はもう一つ確信した事があります。

それは、作物というか、食べものと言うのは、単に身体を作ったり、生きていくための「栄養補給」の為だけにあるのではない。

遺伝子の交換をしているのです。

遺伝子を魂と言っても過言ではないと思います。

僕も自分のお米を食べている。
僕のお米を買って食べている人も僕と同じお米を食べている。

この事自体が、もう僕と遺伝子の交換=魂を通わせていると言う事です。

だから、こんなにも胸の奥から、魂の奥から想いが湧きあがってくるんです。

それを、その方の死によって教えていただけました。

そして僕は、この方に出会えて、この方と作物を通じてほんの少しでも魂まで通わせて頂けた事を誇りに思います。

本当にありがとうございます。

この方の肉体はもう死んでしまいましたが、その方の心の一部は、僕が生きている間、無くなることはありません。

人は死んでからも生き続ける。

だから、死ぬまで生きるのであって、それは毎分毎秒、「今を生きる」と言う事に他なりません。

ありがとうございます!!!
僕も今を生き続けます!!

皆様、生まれた瞬間から死に向かって、今を生きろ!!の一日を!

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