【会話と栽培】

【会話と栽培】

全国のフレンドの皆様、超こんにちは!

農内変換・愛とパワーを与える百姓、中川吉右衛門です。

困りました。

いや〜〜困りました。

なにがそんなに?って。

頂いたメールに対する返答です。

先日、こんな内容のメールを頂きました。

「中川様がそこまでいう里芋を食べてみようと思い、初めて注文いたしました。
食べてみたら、本当に驚きました!
こんなに美味しい里芋を食べたのは初めてです。

私もこんな里芋を作りたいと思いました。

ぜひ栽培方法のコツなどがありましたら、ご教授いただけますでしょうか。」

というメールです。

その返答にちょっと困ったんです。

というのも、僕は特に、これと言った「こだわり」なんて、里芋の栽培にもって無いからです(笑)

細かい事言えば、栽培の技術としては、いろいろあるんですよ。

僕も、5年間栽培してきて、始めはいろいろ試してみました。

で、どんどん必要ないものを手放していった結果!

今では、超絶簡素になっちゃたんです(笑)

だから栽培方法を教えてください!って言われたら、

「種芋を土に放してあげて、後は2回ほど土寄せして、収穫する」

以上!

なんですね。

水もあげませんし、農薬も肥料もあげませんし。

草も、普通の栽培の方と同じように、刈ったりはしますが、これと言った特別な事でもないですから。

じゃあ、何が違うのか?って言われれば、それは

「会話」

だと思います。

簡単なんですよ。

先に言った方法プラス「会話」なんです。

里芋畑にいくたびに話しかけるんですよ。

「おはよう!」

「元気かい!?」

「調子どう??」

「おお!!今日も美しい姿だねーー!!」

「今日は一段と立派だねーー!!」

とかね。

そうすると、里芋がそのうち僕の事を認識してくれるんです。

もう、そこにいくと里芋が僕の方を見るんです(笑)

一斉にね。

端から見れば、誰もいない畑で、一人喋ってるヤロウが一人。

完全に変態です(笑)

でも、本当に僕の里芋栽培のコツと言われれば、それなんですよね。

これは、里芋に限らず、僕のほ場の作物はすべて、僕と会話してるんです♪

里芋は、畑に居る期間が長い作物。

その間、大してやる事は無い。

だから、「会話」をし続ける。

これが、里芋を強く美しく逞しくする。

単純に考えれば、植物だって話しかけられた方が嬉しいでしょ♪

寂しくはないはずです。

それを作物に対する「愛」というのならば、

僕の愛は会話であり、他の栽培の愛は「肥料」なのだとしたら・・・・

農家の作物に対する「愛」の意識を見直した方がいい。

「会話」の方が作物にとって、気持ち良く、健やかに育つ「愛」なのではないか。

僕はそう思います。

だから、百姓は愉しいんだぜ♪

皆様、植物はいつも喋っているぞ!聞こえるかい?の素敵な一日を!

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