絶対失敗しない種もみの温湯消毒! 完全無農薬・無殺菌剤

【 最高の環境はシンプルである 】※ちょっと長文です。が、3分で読めます♫

全国のフレンドの皆様、超おはようございます。
シンプルで悪いことは一つもない!中川吉右衛門です。

さて!いよいよ!今シーズンも始まりの狼煙が上がりました。

やはり、種もみの仕事をすると、さーて、いよいよ始まるぞ!
という気合いが入ってきます。

種もみに仕事というのは、昨年収穫した中川吉右衛門のお米を籾の状態で、かく品種ごと保存しておいたもので、いわゆる種です。

これを考えても、すっかり多くの人が抜け落ちてしまうであろう、

「お米は種」

という、当たり前のことをしっかり理解できますね。

これが自家採種ではなく、種を購入していると、いつの間にかその大前提の基本的な基本のごくごく当たり前のことをつい意識しなくなる。

というか、忘れてしまうように思います。

種はまた別のもの=違うところから購入するもの

という無意識ですね。

これが徐々に徐々に浸透していくことこそが、1番の問題です。
これを浸透させた先に待っているのは・・・・

皆様も聞いたことがある、食料の実権を握り、それを持って世界をコントロールしていくという、あれです。
それにも見事に発展していくわけです。

違いますよ。
種は種で、百姓は皆すべからく、種は自分のところで採取できるんです。

なぜそれをやらないか?と言えば、単純に面倒だからだと僕は思っています。

買った方が楽ですもん。
間違いなく!

野菜の種は細かいし、それを畑に残して、採取する手間を考えると、どうしても買った方が楽で効率がいいのです。

なので、種は買うもの。という意識が浸透していくのは、実に現代社会的です。

時間もなく、いつも忙しさに追われて、たくさんの「やらなければならないこと」があり、だったら、分業制で種は種を作る専門家に任せた方が、効率がいい。

というわけです。

もちろん、僕のお米は全て自家採種ですが、稲とか麦とか大豆はもっとも自家採種がしやすい種です。

収穫=種取り

な訳ですから。

なので、ぜひ、米や麦や大豆などは自家採種してほしい!と心から思っています。

前置きが長くなりました。

まぁ自分で種取りをすると、色々と面倒です。
手間がかかります。

これはこれでとても愉しいものです。

愛おしいんですよね。一個一個が。

なんて言っても一番素晴らしいのは、ずっと継承していけることです。

あらゆるものを。

去年1年間の情報をこの種たちは全部この種の中に入れ込んでいます。

手を掛けてきた人間が誰なのか?どんな土なのか?
どんな水なのか?どんな気候風土なのか?

それが、全部継承されていく。

なので、僕の手を覚えています。
僕の声を覚えています。

これが種を繋ぐことでもっとも重要なことだと僕は考えています。

継承です継承。

あらゆる情報という情報を継承すること。

種さえ採っていれば、いっときもこれが途切れることはありません。

これが、吉右衛門のササニシキが、オレニシキになる所以です。

そのつくり手と、作物の融合のような。
同じ「生きもの」として生き方になるのです。

先日はこの愛しまくっている種もみの仕事をしました。

画像は温湯をしているところ。

流れてとしては、ぬるま湯で産湯を浴びせ、その後塩選別で海水浴をさせ、そのあと集めの温泉に浸かり、クールダウン。

そのあとは、水の中に入り2週間から長いと40日ほど水に浸かりっぱなしです。

去年までは、この水に浸けるという工程を、専用の桶にいれ、金魚の水槽に使うエアーを2台いれ、酸素を供給。

水温を見ながら、蓋を開けたり閉めたり。

水の状態を見て、数日に一回は水を交換する。

ということを役40日間やっていました。

これは、昔ながらの方法を桶の中で再現するというものだったのです。

これはこれで非常にいい方法で、僕はずっとこれをやってきたわけです。

が、ここでやっぱり出てくるんですよね。

これを”もっと”シンプルにできないか?

と。

必要なのは水。酸素。
昔の百姓は雪解けの小川に2月の終わり頃から種もみをつけていた・・・・

川あるやん!

うちの周り位は立派な用水路が張り巡らされ、ここに春の雨、雪解けの水がこの時期どんどん流れてきている。

やっぱりここに漬け込むのが一番理想的だ!

ということで、今年からこの川に浸込むことをはじめました。

今の水路で浸水するなんて流石に・・・と考えていた僕。

擦られていましたね〜。
こうしなければならないという、既存の常識や価値観にとらわれていました。

が、これもシンプルに

「じゃあ、川に入れればいいよね!」というだけのこと。

綺麗に並べて、今は川に沈んでいます。

川は流れがあるので、酸素をわざわざ入れることもありません。
水はあらゆる情報を運んできて、それを種もみたちに浴びせ続けてくれます。
たくさんの目に見えない菌もいるでしょうし、栄養となるミネラルも吸収するのかわかりませんが、これも浴び続けます。
また、この水路の水は、これから僕の種もみたちがずっと育っていく水と同じ。

なので、生まれた時からこの水で生きていくことになります。

まさに最強の環境であり、最高の環境です。

そして何より、さらにさらに僕の手間が減るわけですね。

僕は毎日毎日、時を見ては様子と見に生き、声をかけるだけ!

なんて最高なんだ!笑

ということで、最高を目指していくと、どんどん余計なものがなくなって、つまりとてもシンプルになる。

シンプルになるから、時間が生まれる。
手間が減る。

simple is best!

という言葉がありますが、まさにその通りで、この言葉を本当に真剣に考えて実行するだけなのです。

今年の吉右衛門のお米。

過去最高のお米になることは、もう、この時点で決まっているようなものです。

ですので、みなさま!

今年も1年間。
中川吉右衛門を愉しんでください。

共に、農の愉しさを共有し、愉しさと美味しさと美しあ爆発で、一緒に遊びましょう。

長くなりましたが、ここで伝えたいことはただ一つ!

”もっと”を考えて、それを目指せば、いいことしか無くなる。

そういうことだと、理解しなくてもいいので、そう思い込んでください。

間違いないですから。

Ciao♫

皆さま、シンプルで悪いことは一つもない!の素敵な1日を!

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