兄弟弟子が与える勇気
【 兄弟弟子が与える勇気 】※長文です。が面白いです♫
全国のフレンドの皆様、超おはようございます。
愛とパワーを与える百姓、中川吉右衛門です。
嬉しくて涙が出ました。
農業共済新聞という、いわゆる専門新聞があります。
僕は、この部落の農済部長なので、この新聞が自動的に送られてくるのですが笑
それをちらっと見開いたその瞬間!
「あれ!?えええ!??こいつはもしや!!!」
と、一枚の写真と記事に、釘付けになりました。
それが、この画像です。
ん?誰なんですか?この方?
はい。
彼は、なんと!!
僕の兄弟弟子です。
6年前、秋田の石山さん。
我が師匠のところで、同じ時期に同じ場所で弟子入りした研修生。
菊池くんです。
当時僕は33歳。
彼は26か27歳だったと思います。
彼と一緒に、秋田の大潟村にアパートを借り、1DKの部屋に稲作の1シーズン、役8ヶ月を一緒に暮らしました。
毎日、共に起き、共に田んぼに行き、倉庫に行き、大規模自然栽培の田んぼの仕事をひたすらやりました。
まさに寝食を共にするというやつです。
大潟村の田んぼは規模が違います。
一枚が、最低1.2ヘクタール。
果てしなく広いんですよね。
そこで、やったこともない作業の連続を毎日二人でやりました。
除草機を押す仕事なんて、今考えるとよくやったなと笑。
何せ、師匠のオリジナルの除草機は、手押しでも10条用ですから笑
幅が3メートル50センチあるんですよ。
めちゃくちゃ重いんですよ。
それをひたすら押し続ける。
僕も初めは慣れない。
彼はもっと慣れなかった。
失敗して稲を埋めてしまうことなんてよくありました。
その都度、二人で、
「ヤベーヤベーー!!」
って言って、手直ししたり、朝早く起きては植え直したり。
他にも散々、彼と二人、師匠に怒られたことは数知れず。
僕は、その時、バリバリの現場職人上がりだったので、師匠の物言いも、こうして怒鳴られたり、怒られたりすることも、免疫があって普通でしたが、彼は違ったんですね。
彼は、岩手大学の大学院まで出て、その後、食に興味を持ち、COOPで仕事していたんです。
なので、こういう現場のガテン系の勢いとか、ノリに、当初全くついてこれませんでした。
初歩的な機械のこととか、工具の名前とか、そういうのも全く知らなかったのです。
何か言われるたび、めっちゃ凹んでいました。
二人の根城に帰ってくると、
「中川さん。なんで石山さんはああいう風な言い方なんですかね・・・」
と。
その都度、
「いや、あれが百姓とか、職人の世界では普通だからさ。全く悪気はないんだよ。その言葉のままだから、氣にするなよ」
なんて、励ましたりもしました。
初めは、
「こいつ大丈夫かな〜。突然辞めて、いなくなっちゃうんじゃないか?」
と、心配していました。
酒も全く飲めない、タバコも吸わない。
性格も全く違う。
僕もどうやって仲を深めようかと初めは気を揉みました。
でもね。
人は
「環境に育てられ、成長する」
のです。
研修が始まり2ヶ月過ぎたあたりになると、彼の本来の根性がみるみる表に出てきました。
師匠にいじられようが、怒られようが、笑いに変えて、黙々と自分のなすべきことをやる。
それが師匠にもわかり、菊池くんという名前ですが、岩手の遠野
出身なので、
「遠野くん」
と呼ばれ、めっちゃかわいがられました。
家に帰っても、家事の担当を決めていたので、自炊して一緒にご飯を食べる以外は、ほとんど会話もなく、お互い好きなことをしていました。
彼は勉強熱心で、毎日農業関連の本とか、専門書などを読み、その日学んだことなどをノートに書いたりしていました。
それを見るたび、すげーな〜と感心しました。
じゃあ、僕は何をやっていたか?
というと、僕は「インターネット」というものをとにかく勉強していましたね。
勉強といっても、ひたすら他の人のSNSやホームページを見る。
ということ。
人気があるブロガー。ツイッター、ホームページ。
ひたすら見まくっていました。
で、考えていました。
自分が百姓になって、どうやって自分の作物を知ってもらうか?を。
今考えると、不思議な共同生活です。笑
でも、それが良かった。
そんな全くタイプの違う二人だからこそ、よかったんですよね。
そんな彼と過ごしたあの特殊な日々を、昨日、この記事を見て鮮明に思い出したのです。
そして、僕は涙が出るぐらい、というか、ちょっと涙が浮かびましたよ。
「ぉぉぉぉぉおおおおおおお・・・・・彼も頑張っているじゃないか・・・・・」
と。
嬉しかったですね。
本当に嬉しかった。
頑張っていることは知っていましたが、こうして、見える形で、業界の新聞記事にもなるってことは、やっぱりめっちゃ頑張っているからですよ。
しかも、当然、自然栽培ですから。
自然栽培の百姓が、こうして全国の百姓たちが見る新聞に記事で乗るんですから。
これがどういうことかわかりますか。
彼が、本当に地域と、その大地に、しっかりと根付いて、しっかりと立って、歩んでいるからですよ。
王道を進んでいるんですよ。百姓の。
これが、喜ばずに居られるか!って!
わかるかなぁ、この感覚。
あの苦楽を共にし、一緒の釜の飯を食った、仲間というか、仲間じゃないな。
まさに兄弟弟子ですよ。
それが、こうして頑張っている姿。
最高です。
僕ももっともっと頑張ろうと、勇気をもらいました。
そして、もっともっと二人で師匠を正解にするぜ!と
ますます気合が入りました。
菊池くん。
頑張ってるな!!!
めっちゃ嬉しかった。
俺も頑張ります!
この道を歩んでいれば、また何処かで会うだろう。
その時は、お互いもっと別のステージで会うことになるだろうね。
その時まで、また自分を追求しようぜ!
ちゃお♫
皆様、あなたが成功すれば、どれほどの人が喜ぶか?
考えてたことあるかい?
だからね。成功すればいいんですよ。の素敵な1日を!
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