【 2つの面白いお話 】※長文です♪よろしくお願いします♪

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全国のフレンドの皆さま、超おはようございます!
農内変換・愛とパワーを与える百姓、中川吉右衛門です。
先日、スベリヒユ(ひょう)の話を記事にしたら、たくさんの方にいい情報ありがとうございます!
というメッセージやコメントを頂き、僕も超嬉しかったです。
ヤンヤン食べて、暑い夏を乗り切ってほしいと思います。
過去記事はこちらです↓
https://kichiemon14th.net/?p=4646
そんな中で、2つ、これにまつわる面白い話があるので、皆様とシェア出来ればと思います。
百姓やっていたり、住んでいるところが田舎であれば、よく目にするであろうこのスベリヒユですが、無いところはやっぱり無いんですよね。
たとえば僕の地元でも、米沢市内などに住んでいる人ならば、わざわざ探しに行かないと採れない。
という事もあり、僕の母が、会社に我が家の畑で摘んだヒョウのおひたしを持っていった時のことです。
やっぱり、最近はめっきりヒョウなんて食べなくなったと、うまいうまいと皆に喜ばれたそうです。
そこで母は
「無肥料・無農薬のひょうだから、うまいでしょ~~!」
というと、
そこにいた皆が、
「は??」
「え!?」
と、きょとんとした感じになったと言うのです。
この反応に、母もびっくりして、
「え!?なになに?どうしたの?」
しかし、周りの人達は、
「ヒョウはどこでも生えるただの雑草だべ!!無肥料・無農薬もクソも関係ね―べよ~~!!」
と、爆笑。
それをきいて母は、
「関係あるべした~~!!だって、家の畑には息子が帰って来てから5年間、その前から農薬はほどん度入れてないし、全く農薬も肥料も入れてないんだよ~。だからそこに生えているヒョウは、当然無肥料・無農薬だべした!!」
というと、
「草は草だろ!?無肥料とか無農薬とか、そんなんじゃない。
そこらじゅうに生えてるんだから。
中川さんはこだわり過ぎだべ~~!!(笑)」
と、笑われたっていんですね。
さて、皆様。
この会話の流れ。
どう感じますか?
僕は、とても大事なことが、この出来事から垣間見えるんです。
母の言っている意味、わかりますよね?
確かにヒョウは主に畑の雑草として、どこの畑にも生えます。
でも、他の畑は、除草剤はバンバン使っているし、農薬もバンバン使っているし、当然化学肥料・堆肥などの肥料もバンバン使っています。
そこに生えているヒョウと、我が家のヒョウ。
明らかに違うじゃないですか。
むしろ、作物よりも生命力にあふれ、バイタリティーが半端じゃない雑草の方が、作物より、いろいろな物を吸収する力に溢れている。
当然、農薬も肥料も、バンバン吸い上げて育つ。
だから、余計な物を溜めこんでいる雑草というわけです。
ハッキリ言って、他の畑や、道端や、野原に生えているヒョウを僕は食べたいとも思わないし、たべても本当にマズイ。
恐いじゃないですか?何が撒かれているかわかりませんし。
コメントでも「青臭い」というコメントがありましたが、我が家のヒョウはそんな青臭さなんてありません。
ヒョウはヒョウでも、僕の畑のヒョウと他のヒョウでは、見た目はヒョウかもしれませんが、天と地ほども違うんですよ。
しかし!!!
普通の人の感覚というのは、僕の母を笑った人達のように、
「ヒョウはヒョウ。しょせん雑草は雑草。無肥料・無農薬もなにも関係ない」
という意識なんです。
これがいわゆる「マジョリティー」の感覚なんです。
これは非常に大事な感覚ですので、思いっきりインプットしてください。
そして、このどこにでも生える草には、「価値」が無いと普通に思っているんです。
それはなぜか?
「栽培」している「作物」では無いからです。
一般の感覚というのは、お金を出して買うものは、「栽培作物」だからでしょ♪
っていうのが当たり前にあるってことです。
ヒョウは確かに勝手に生えてきます。
それはそれはものすごい繁殖力です。
だから、栽培はしていない。
勝手にそこに生えてくるものは価値なんて無いのですよ(笑)
そう言う意識なので、その育っている場所や土や畑の、土地柄の価値というのは全く分かっていないってことです。
これに踏まえ、2つ目です。
前回の記事に僕がコメントしたのです。
「販売したら欲しい方いますか?」と。
そしたら、こんなメッセージが来たんです。
「栽培もしていない草を販売するのはいかがな物でしょう?欲しい方にはあげれば良いのではないですか?」
と。
もちろん、この方の言っている事はわかります。
が、この方も考え方は同じですよね。
「栽培作物で、農家が心を込めて、丹精込めて作ってこそ価値がある」と思っているんでしょう。
僕から言わせれば、
農家の心ってなんですか?
丹精込めるってなんでしょう?
僕はね、心を込めて、万物に愛をもって「田んぼ」と「畑」を作ってるんですよ。
万物に愛を持つ「愛」というのは、護る事ですから、そこに生きとし生けるもの、また物質(無機物、土や水や空気そのすべて)それを護るには?を考えれば
、おのずと「無肥料・無農薬」の自然栽培に行きつくんですよ。
そして、先ほども言いましたが、僕は「田んぼ」と「畑」を作っているんであって、そこにある、ある特定の作物だけを護る、農家の愛とか、丹精とか、心なんて言うのは、そんなもんウンコちゃんです。
むしろ必要ないでしょ。そんなもん。
こういった感性と感覚が無いから、無肥料・無農薬のヒョウも理解できないし、
その畑や田んぼの価値も分からない。
ただ、物質としてそこにある商品作物にしか価値を見いだせない。
これが、一般的な人の思考ということです。
この辺りの意識のきちんとした理解が進まないから、自然栽培の作物はなぜ高いんですか?とか、金持ちしか食べられない食ですよねとか、そんな低レベルの話になるわけです。
これは、僕らがもっともっと真剣に考え伝えていかなくてはならない部分でもあります。
さらにいえば、僕の家のヒョウを欲しい人にあげるのは全然構いませんし、むしろもらっていってたくさんの人にたくさん食べてほしいです。
でも条件がある。
家に来て、畑に来て、自分で摘んで行く分には、いくらでもあげますよ。って事です。
欲しい方は本当に大歓迎ですから、いつでも我が家に来てください。
そして目いっぱい、思う存分採っていってください。
しかし、それを僕ら百姓が摘んで、洗って、乾かして、分量を量り、袋詰めして、箱詰めして、発送するのであれば、それ相応の金額を頂きます。
これ、当たり前じゃないんでしょうか?
それを「あげればいい」の一言で済ませられるのも、結局は、
「どこにでも生える栽培していない雑草でしょ?」
って言うのが、意識にあるからですよね。
収穫と発送の手間と言うのは、農家じゃない人からすればあんまりピンとこないでしょう。
でも、種を蒔くより、苗を移植するより、管理するより、もっとも大変で時間も気も使うのが、収穫と発送です。
どれほどの時間を割かれるのか?
まぁ、想像してみて頂きたいです。
とにかく、この話に集約されるのは、狭い見識と価値観と農家軽視です。
「作物にしか価値が無い。」
だから農家もそう言う意識になるんですよ。
「栽培していないものはあげれば良いじゃん。」
農家の手間は無しでいいんですか?
お金払って買う人ってのは、相当エライんですねぇ。
あぁ、あほらし。
僕は、作って食べるてる人が、一番エライと思いますがね。
皆様、作って食べるのが真人間だ!!!の素敵な一日を!
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