【 食と百姓の授業!IN墨田区押上小学校 レポ】
【 食と百姓の授業!IN墨田区押上小学校 レポ】
全国のフレンドの皆さま、超おはようございます!
農内変換・愛とパワーを与える百姓、中川吉右衛門です。
先日、地元若手農業青年部の仲間達13人と、墨田区押上小学校に行ってきました!
この押上小学校では、我が地元おきたまのお米を学校給食で食べてくれています。
押上小では以前まで週5日ある給食のうち、ご飯食は2回~3回だったのです。
他はパンや麺でした。
それをここ数年で、ご飯をたべよう!という世の中の動きと相まって、週4回ご飯食になったんです。
これ、簡単に言ってますが、ものすごい事なんですよ。
小学校のような公の機関で、既存のシステム、つまり今までやってきたことを変えるって、ものすごい面倒な事が山のようにある。
学校の先生方、調理師さん、保護者、栄養士会、今までお付き合いしてきた食材提供の卸し業者などなど・・・
そのすべてに対し、自分の考えや想いや、子供達にとってどうなのか?とか、それこそあらゆることを考慮して話を通していかなくてはならない。
それを一つ一つクリアして言った先に、今の週4回のご飯食がある。
それを実現するのは、いろんな人を巻き込んで行かなくては出来ないのですが、まずは、たった一人の熱い思いを持ち行動し続ける人が必要なんです。
その並はずれた熱い想いと行動力を発揮した一人というのが、この画像に移っているかわいらしい栄養士の先生なのです。
まぁ、僕もビックリするぐらいの行動力ですよこの方は(笑)
もちろん、こちら側の意識もものすごく変わりました。
JAおきたまでは、こうした学校給食に対応する為、学校側が扱いやすい量に分けてお米を精米したり発送したり。
今までは大きな卸し業者が相手ですから、学校給食のような細かな注文なんて受けてこなかったわけです。
それを、一回で10キロを6袋(これは調理師さんが運んだり扱いやすい量)とか、それを週に3回発送とか。
やっぱりそうした相互の努力があって、初めて実現されるわけなんです。
これもすべて、給食から子供たちに何を伝えていけるのか?
何を伝えたいか?
という、栄養士の先生のまっすぐな思いから始まっている。
その中から、こうした僕達農家とのリアルな交流に発展してきたのです。
実際に子供達が自分らで稲を育てて見ることや、実際にそれを栽培している農家さんに会って、お話を聞いてみる機会を作ってくれました。
去年、僕と先輩農家2人でこの学校にいって、食の授業ができたのも、そうした時間を作ってくれたのも、その結果がとても子供達の為になったと、校長先生や担任の先生に実感として伝わったのも、全ての始まりは、このたった一人の熱い栄養士の先生の志一つから始まった。
そこに巻き込まれて行ったんですよね。みんなが。
だから、今回も13人もの農家仲間訪ねて言っても、それは大歓迎で受け入れてくれました。
すばらしい!
一緒に給食を食べ、5時間目は僕たち13人の農家と子供達による授業の時間まで作って下さいました。
稲の栽培をやっているのが5年生ですから、5年生と僕達だけですが、この授業の中で行われた、質疑応答が大変面白かったですし、僕達にとっても多くの学びがありました。
一通り、稲作作業の流れを、動画や画像で説明してから、Q&Aに入ったのですが、この質問の内容が鋭すぎて、さすが都会の子供!というような内容で、驚きましたし、本当に感銘を受けました。
たとえば、
「良い土とか良い畑とか、悪い土とか悪い畑とか聞くんですが、何が違うのですか?」
とか、
「スーパーで売っているのと産地直送はどうちがうのですか?」
とか、
「農家って儲かりますか?」
とか、
「値段が高いお米と安いお米の違いはなんですか?」
とか、
「国産の野菜と外国産の野菜の違いはどんなところですか?」
とか、
「10aの畑で野菜をつくると、どのぐらいの量の水が必要ですか?」
とか、
「稲は何%の確率で上手く育つんですか?」
とか、
「雪が降ったらどうするんですか?」
とか、
「農家になるにはどうしたらいいんですか?」
とか、
「農家をやっていて一番嬉しい時はどんな時ですか?」
とか!!
どうですか大人の皆さま!
これらの質問に、ちゃんと答えられますか??
子供に分かるように、わかりやすいように答えられますか??
僕は出来ますよ。
でもね、一般の農家さんと言うのは、こういった機会もほとんどないですし、自らの事を発信する事が非常に苦手な人が多いんです。
だから、こうした機会があり、一生懸命考えて答えたり、多くの人の前で自分の考えや意見を言うのはとても大事なことなんです。
これによって、子供たちだけではなく、僕らも大きく成長するんです。
悩みながら、考えて、一生懸命伝えようとしている百姓仲間を見て、
「いいぞいいぞ!考えろ考えろ!」と思っていましたね(笑)
「まず考える」ことが絶対的に大事ですから。
今回、後の懇親会で聞いたのですが、子供たちも大いに喜び、刺激を受け、いつも食べている給食の食材はあの人達が作ってくれたものなんだーー!と本気で思っているそうです(笑)
全部がそうなわけが無いんですが、子供たちにとっては、お米=戸田さん(先輩農家さん)中川さん、今日来てくれた農家さんという方程式が成り立っているわけなんですね。
これが社会の授業で農業や流通や経済を勉強する時も、よりリアルにそれがわかるそうで、もっといえば、農家=戸田さん・中川さんになっていると言う事です。
これがリアルに交流することの一番の収穫であると僕は思う。
そして、さらに嬉しかった事が、担任の先生が子供たち以上に喜んでいたと言う事。
自分の勉強にもなったし、自分の生徒があんなに愉しそうにしながらも、おとなしく真剣に他の人の話を聞いてる様を、今まで見た事が無かった!と、喜んでいたそうです。
これは、最高の手ごたえなんです。
僕が考察した、先生と言う生きものは、
「これは子供達の為になる!」と解り、一度取り組んだ事にたいして、
それを、ずーーーっと継続させていく能力が並はずれて高い!
という特性がある。
だから、今回こうした想いを持って頂けたのなら、これは大成功です!
また来年もおねがいします!ってなりますね(笑)
こういうリアルな積み重ねが、農家と都会、農家と給食、農家と学校を結ぶ重要な懸け橋になっていく。
それこそが、今の給食の問題や、食の問題や、農家の問題を大きく変換する力になっていくと僕は信じています。
押上小学校の先生方、栄養士の皆さま、ありがとうございます!
もっともっと繋がって輪になり、その輪と和でひろげていきましょう!!
僕にできる事はなんでもやらせて頂きます!
なんでも言ってください!
うちの学校にも来てほしい!という保護者の方も先生方も大歓迎です♪
コメント下さい♪
皆様、それぞれ生きている場所も仕事も違えど、結局、人と人とのリアルな繋がりが今を変え、未来を変える!!の素敵な一日を!
※画像は、押上小学校の校舎入口にあった、5年生が書いた看板の前で!
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