【 完売と販売と大豆への想い 】

全国のフレンドの皆様、超こんちにちは!
農内変換・愛とパワーを与える百姓、中川吉右衛門です。
ナンテコッタ!!
亀の尾が早くも完売してしまいました!!!
と、いうわけで、まずはお知らせが2つです。
一つめ!
皆様のおかげ様と応援の力で、27年産吉右衛門の亀の尾は完売いたしました。
誠にありがとうございます!
これも、亀の尾の認知度が上がったこと、また亀の尾の持つ、私たち日本人のDNAに深いところに刻まれている、感覚を呼び覚ます力に触れてくださり、そこから自分の中に何かを感じていただけた結果だと思います。
何せ、130年以上前のお米ですから。
今のお米の品種のように、いろいろ人が手を加えすぎていることもなく、主食としてのお米の本質がダイレクトに深いところに届く。
それが亀の尾です。
これを感じていただき、そんな方が徐々に増えてきているのは、百姓として最高に嬉しいですし、百姓冥利に尽きます。
本当にありがとうございます!
また来年も「もっと!」を目指し、百姓道を愉しんで参りますので、応援よろしくお願いいたします。
2つめ。
亀の尾は完売しましたが、次は中川吉右衛門の新大豆を販売します!!
詳しくは中川吉右衛門FBページとHPをご覧ください♪
●中川吉右衛門FBページ
https://www.facebook.com/kichiemon14th.rice/
●十四代中川吉右衛門HP
http://kichiemon14th.main.jp/kichiemon/wp/fan/?p=213
お正月の黒豆、お祝いに赤いべに大豆、味とコクの秘伝豆などなど。
また自家製味噌を作るには、マメによってバリエーションが豊富になりますので、それも愉しんていただけます。
※吉右衛門麹の販売は、来年になりそうです(泣)
皆様からのご注文お待ちしております。
さて、僕が大豆栽培するその本質は何か?
と言われれば、
農業経営の為とか、そんなことではありません。
また、皆様に本当に美味しい大豆を提供したいから!
というのももちろんありますが、それが一番の根っこではありません。
一番の本質は、
「在来種の保存と大豆の食文化を護り伝え繋ぐこと」
です。
それにプラスして、大豆は日本全国どこでもよく育つ強い作物である。
ということがあります。
土地が痩せていれば痩せているほど、いい豆になります。強い豆になります。
自然栽培にはもってこいな作物です。
その僕の想いの本質と、この作物の持つ力が合わさって、素晴らしい豆になります。
なので、広い面積を作付けしているのは、今の所「秘伝豆」だけで、あとは少量多品種栽培です。
これはとても面倒くさいことなのです。
でも、僕にはやる理由がある。
我々の食卓に、ほとんど毎食のように上る「大豆」。
ほどんどの方が、何かしらの大豆食品を食べているのではないでしょうか。
そんなに身近な大豆の現状がどうなっているのか、本気で考えたことがありますか。
大豆の自給率は平成25年の統計でわずか6%。
この数字も裏がいろいろあるのですが、単純に国内消費量は25年の統計で301万トン。
そのうちの20万トンが国内産です。
計算してみてください。
まぁ、低いことは間違いありません。
また、作付け面積は、統計のある明治時代の最大面積に比べ、4分の1に減っている。
これほど毎日のように私たちの食卓に上る大豆が、こんなにも国内で作られず、ほとんどがアメリカ・カナダ・中国の外国産大豆であり、そこから買っているという現実。
これがなんとも違和感を感じるじゃないですか。
感じませんか?
こんなに身近に大豆の食文化を持つ我々が、そのほとんどを外国から買って賄っているなんて。
経済や政治や貿易を云々言っているわけじゃないんですよ。
そこの部分、なんかおかしいよね?って感じるか感じないか?を聞いているんです。
子供はきっと、「おかしいよね?それ」
ってなると思います。
例えて言うなら、花街の芸者さん10人に9人はアメリカ人になるようなものです。
どう考えても違和感を感じるじゃないですか。
これは大豆に限ったことじゃないですが、こと大豆のこと一つにしても、そうなんです。
しかも大量に生産し、日本向けに品種改良された大豆はほぼ全て最近の品種であり、在来の豆なんてありえないのです。
だから、どんどん在来の豆なんて、市場から姿を消していくわけです。
外国産の安い豆が、そこにあるから。
農家はリアルですから、売れない、面倒臭い豆なんて作ろうなんて思いませんので。
今の日本という国は、生命を繋ぐ「食」でさえ、真剣ではありません。
本気じゃないんですよ。
だとしたらどうするのか。
こんな現状を知り、1百姓として、何もしない、何もできない、見て見ぬ振りをするなんてことは僕にはできません。
その意識が僕の大豆栽培の本質です。
僕が栽培する大豆なんて、そう言った全体量からすれば、チリ粉塵のような量です。
ほとんど無意味です。こうした統計の数字から見れば。
でもね。。。。。
だからどうした。
それでも僕がその志でやっていくことに、意味がある。
そしてそれが道になり、伝え、繋がっていく。
僕の豆の収穫量が少ないからといって、僕の魂までは消えないし、絶対に消せません。
収量とかではないんです。
そこから上がる収益とかでもない。
そんなことを考えたら、少量多品種の大豆栽培なんて、どこまでも効率が悪く、手間の割に儲けが少ない「農業」になり、誰もやる人なんていなくなる。
そうしてきた結果、今の大豆の現状があり、大豆だけではない、根本的な本質である「農」と「食」がズレてきて、社会も環境も何もかもズレているんじゃないですか。
だから、自分の栽培の本質をどこに置くか、どんな想いでやるのかが、何よりも何よりも大事です。
そして、そんな僕のような想いで、大豆栽培する方が増えてくれば、そのチリ粉塵だって、大きな力になり、そして、本質を知る人が増えれば、その小さなものの声が大きくなってくる。
だから、収量だとか、面積だとか、売り上げだとか、そんなものに囚われ、やらないのほどバカバカしいことはない。
猫の額ほどでもいい、100ヘクタールでもいい。
そこの本質が、農作物をただただ売るだけなのか、魂で栽培するのか?
どっちを残し伝え繋げていきたいんですか。
どっちの豆を食べたいんですか。
どっちの豆を子供にも孫にも食べさせていきたいんですか。
答えと正解は間違いなく有るんです。
それはあなたの魂がすべてわかっているはずです。
ぜひ、魂の大豆がどんなものか、一度食べてみていただきたい。
答えと正解がわかるから。
皆様、農と食の本質は何だ!?を本気で真剣に考えてみないか!の素敵なクリスマスを!!
=========
▼中川吉右衛門魂の新大豆販売▼
http://kichiemon14th.main.jp/kichiemon/wp/fan/?p=213
★27年産 中川吉右衛門もち米販売!★
http://kichiemon14th.main.jp/kichiemon/wp/fan/?p=33
★27年産新米!中川吉右衛門米販売★
http://kichiemon14th.main.jp/kichiemon/wp/fan/?cat=6
=================