★★「天然農法講座その14」★★

 

前回は、水田耕作の宿命のお話でした。

 

そして、月読みの生きがいとは?のお話でした。

 

【姫子と野巫】

 

「姫子」は自分の生活や食を厳しくただし、自分の生理を毎月30日に保ち、保証する非常に大切な存在だった。

 

だから、「月読みの命」と呼ばれていました。

 

そうするとこの姫子には自由もなく、束縛されているようで、女性側からみればかわいそうに思えるかもしれません。

 

が、この人にもちゃんと自由がある。

昔の社会と言うのは束縛というのは何もないのです。

 

だから姫子にも自由があり、息抜きがあった。

 

今の感覚や言葉では理解が難しいかもしれませんが、簡単に言うと、”近親相姦”ができるのです。

 

この女性。

月読みの命は、自分の後継者が出来ると自分が自由の身になり、弟とセックスできるのです。

姉弟結婚です。

 

そして、この二人からできた子供は、男なら「野夫(やぶ)」、女なら「野巫(やぶ)」といいました。

 

姫子と野夫の関係。

これを総称してシャーマンです。

シャーマンと言えば、男女共に当てはまる訳です。

この野巫は何をするかと言うと、「神おろし」口寄せをする。

死者を呼び寄せ、神のお告げをする。

月読みの命は姫子を引退すると、野夫や野巫を産み育てる。

野巫は神様の前で身を清め、死んだ人を呼び戻し、現代の人と話し合う、口寄せをする特権をもっているのです。

 

いっぽう野夫はどうなるか。

いろいろのあらゆる困難辛苦に打ち勝つように修業する。

 

そして“徳”のある人になる訳です。

どんな苦しみにも耐え、それを乗り越えていく、徳のある人になる。

 

この徳のある人はもちろん、「聖」になっていくわけです。

この修行期間は、10歳から30歳までの20年間だったと予想されます。

古いことわざに

「人は10歳、木は一丈」というのがあり、人は10歳で将来が予測され、”聖は30で立つ”と言う事から、その修業期間は20年だったのではないかと思われます。

 

徳と言うのは七難八苦じゃないんです。

七難八苦じゃない徳です。

 

徳というのは十苦(とく)。
あらゆる苦しみに耐え、これに打ち勝ってきたら、農事暦を組み、日知りになる。

これが徳のある人。

「聖(ひじり)」なのです。

そして、「姉家督相続=長子相続」いわゆる、「人間の労力を家の繁栄とする生産力構成」的な姫子=聖による家族構成が、その後の「大家族制度」の原形になり、徳のある人が「家長権」を握る事に繋がりました。

 

やがて、権力的な家長の横暴は、家族の《性》を支配するようになる。

 

俗に言う“マコをつくる”です。

 

マコとは、家長つまり父が息子のお嫁さんとの関係で産ませた子のことで、世間体はマゴ(孫)です。

 

さらには、
「けしからぬことは養母が孫を産み」

 

と、後世の川柳にある通りで、大家族制度は崩壊しました。

いわゆる「傍系家族」の乱脈乱倫=相姦が自壊の原因だったでしょう。

 

近親相姦が大家族制度を崩壊させる原因としたのは、家庭内に嫉妬や敵意が巻き起こり、家庭が自壊する事になった。

それがひいては社会全体に影響して、社会生活の基礎を危うくするものと思われていたからです。

 

だから宗教ではこれをタブーとし、刑に処したのでしょう。

 

が、なぜ近親相姦を恐れたのか?

それについての定説はいまだに世界には無い。

 

近親相姦を社会的に乱脈乱倫とだと判定する理由が無いからです。

 

日本の古代社会は、姫子や聖のように近親相姦は普通だったのです。

 

――つづく――

 

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姫子と聖のお話、いかがだったでしょうか。

 

来週もお楽しみに!

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