抜き打ち検査です!

連日、トラクター作業の為、身体がバキバキになっている吉右衛門です。
というか、痛いです(笑)
ストレッチ大事ですね~♪

さて、昨日小生のもとに、抜き打ちの検査にやってきた方がいます。

自然栽培全国普及会と言う自然栽培専門の個人宅配「ハーモニック・トラスト」さんが主宰している組織があります。

我が師匠はこの会の副会長であり、東北ブロックのブロック長。
その山形支部の支部長がこの方です!

眞嶋稔君と言います。

ハーモニーさんが開催する勉強会で、何度かお会いし、なんと!小生の兄弟子でもあります。
おなじ師匠の元修行したんですね~~♪

彼は小生より早く自然栽培を始め、同じ山形ですが、庄内地方で自然栽培のお米を栽培しております。

同じ山形といえど、彼の地域はもう秋田の県境の町。
小生は福島の県境の町。

この広い山形の最北と最南というほど離れており、車でも3時間かかります。

このくそ忙しい、あ!失礼。言葉が汚いですね。
このうんこちゃん忙しい時に、わざわざ車で3時間かけて小生の元に来てくれました。

その理由とは・・・

ズバリ!苗のチェックです。

小生の取引先である、ハーモニーさんは独自の「自然栽培基準」を設けております。
この基準に沿わない物は、取引できません。

その基準のもっとも重要な物の一つに、この「苗」のチェックがあります。
苗の時点で「無肥料・無農薬」である必要があるのですね。

では、なにをどう見るのか?

これは先日も記事に書いたとおり、「葉っぱの色」です。
苗箱にわずか2センチほどしか土が入っていない状態で、肥料を全く与えていなければ、その葉っぱの色と言うはこうした淡い「若草色」か「萌黄色」になるのが通常です。

これに肥料を与えていると、一目でわかるぐらい葉っぱの色が濃くなるのです。
葉っぱの色を判断するカラープレートと照らし合わせて、葉の色をチェックします。
カラープレートで、1から3の間であれば、自然の苗の色と判断されます。

ハーモニーさんと取引する、全国すべての農業者の家々を回り、こうしたチェックをするのは、ハーモニーさんが行っていては、半端じゃない時間も労力もかかります。
ですので、この普及会の支部長が、県ごとにその農業者の苗の確認をするのです。

そしてこれらの画像をハーモニーさんに送り、確認されると言うわけです。
ここでもし、ごまかして肥料を使っていた事がわかると、取引は中止になります。

以前から、「自然栽培」とか「自然農法」の世界には国や県が認める認定等は無く、自分での自己申告なんです。
ですので、自然栽培に取り組む農業者と言うのは、その人格と生きざまが「自然栽培」になっていないと、ごまかしや不正が横行する事になります。

が、ハーモニーさんはこうして、独自の基準と(これははっきりいって有機JAS認証なんかよりはるかに厳しい基準です)チェック体制をとり、そうした事が無いように、そして、自分のお客様に対し、誠意をもって「間違いなく自然栽培の物」を提供できるようにしております。

もちろん、小生の苗は合格!
みるからに「若草色」でしょう~~♪

ちなみに、肥料と農薬を使い一般の栽培された苗の画像を一緒に乗せておきます。
こちらが一般の栽培です。

これは、小生のとなりの田んぼで田植えをしていた方の苗。
「立派な苗ですね~!後学のため写真撮らせてくださーい!」と言って撮らせてもらった物(笑)

見れば・・・・
一目瞭然です!

この苗チェックの時に、こんな色になっていたら・・・
一発でアウト~~~~!!です(笑)

こうして、ハーモニーさんは信念をもってお客様に自然栽培の作物を提供するための企業努力を重ね、その生産者もそれに応えるべく信念をもって百姓をしております。

眞嶋君!遠いところありがとうございました!

今度は小生がそちらに遊びに行きますね!

 

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