プール

連日言いお天気で、農作業をせずにはいられない日々が続きます。
嬉しい半面、疲れます(笑)

さて、このいいお天気のおかげで、ハウス内の土が程よく乾き、プール作りに勤しんでいる日々です。

ぷ・プール!??

と思った皆様!

そうです。ハウスの中にプールを作るのです!

人間の子供が泳ぐプールより面積は広いですよ~~♪

子供は子供でも、稲の子供。そう種籾君達のプールです。

人工的にプールのような溜池をハウス内に作り、そこで、育苗するのです。

これを「プール育苗」と言います。

稲の育苗でも、野菜の育苗でも、苗を育てる時は、基本は一緒なのですが、まずは「温度」の管理、そして「水」の管理が重要です。

一般的な稲の苗作りは、こうしたハウスに綺麗を苗箱に並べ、決まった時間帯に水をかけると言うスタイルです。
と同時に、ハウス内の温度管理も一緒にします。

暑ければ、両脇のビニールをめくって窓を開けるようにしたり、寒ければ閉めたりします。

しかし、プールの場合、苗の箱が常に水の中に浸かっている状態です。

なので、定期的な水やりの必要や、乾きすぎて苗が焼けてしまったりする心配もありません。

また、寒ければ、水を深くし、早苗を水の力で温めてやることも可能です。

その他さまざまなメリットがあるのですが、小生はそれだけでプール育苗をしているわけではありません。

小生が一番心を打ったもの。

それは、稲のふるさとに近いと感じたからです。

稲の故郷は田んぼではありません。

生まれ故郷は、川のすぐ側なのです。

川のすぐ側には、いまでもススキや葦、ヨシなど、育成の旺盛な稲科の植物がたくさん生えていますよね。

あの葦原の中に、稲も居たのです。

その環境は、水がいつもビチャビチャとあって、川ほど流れは無く、土はもちろん山から流れてきた、養分がたっぷりの粘土質のどろどろしたものだったでしょう。

結局、田んぼと言うのは、その状態を栽培の為に再現した状態なのです。

そこで、稲は生きていた。

それを考えると、本来は昔ながらの「苗代」と呼ばれる、田んぼの一画で稲の苗を育てる方法が、もっとも稲本来の力が発揮され、より自然に近い栽培ができると言うものです。

が、それは今の時代、なかなか経営を考えると難しいものになっています。

一家族7,8人全員で農業をやっていて、面積もごくわずかだった昔とは、今の農業はやはり根本的に違います。

今は、一家族一人か二人で、昔の数倍以上の面積をこなしていますから(苦笑)

そんな中で、色々な育苗の技術が開発されました。

プール育苗もその一つです。

その中で、もっとも今自分ができる育苗方法で、稲のふるさとに合った育苗技術はプール育苗ではないか?と思っています。

毎年、少しずつですが、このプール育苗もやり方を変えて、思考錯誤しております。

今年も、今までのプール育苗のセオリーから外れる試みをしようと考えております。

これは今後の吉右衛門の農作業をお楽しみに!!

画像は、プールにするために下の土をならし、出来る限り水平にし、さらに小生はこの道路舗装やなどに使う1トンのハンドローラーで、ガンガンに固めます。

これも、以前、職人をやっていたころの経験が大いに生きています。

まったくもって、この画像だけを見たら舗装工事であり、ついに百姓をやめて土木作業員になったかと思われる事、間違いありませんね(笑)

稲君達のプール。完成をお楽しみに!